-
Pizzicato Five 「overdose」
これを買ったのが1994年のある日。CDショップの通路。地味な大学生みたいな4,5人が集まったかと思うと「こんにちはー。ゴスペラーズと言いまーす。これからライブを行いますので、どうぞお集まりくださーい」と。だーれも集まらないので諦めてア・カペラ開始。おお意外に上手いじゃん、あちこちからパラパラ拍手。その後何曲か披露し「お買い上げの方にサインをお入れしまーす」。だーれも集まらず。2分ほどしてようやく「あ!ありがとうございますっ!」の声が聞こえたが、それっきり。すごすごと片付けて帰っていった。その数年後、まさかあんなにブレイクするとはね。と、いつも懐かしく思い出す。 全然ピチカート・ファイヴと関係ない話。 1. OVERTURE 2. エアプレイン 3. 自由の女神 4. レディメイドFM 5. ハッピー・サッド 6. スーパースター 7. If I were a groupie 8. ショッピング・バッグ 9. 東京は夜の七時 10. ヒッピー・デイ 11. 世界中でいちばんきれいな女の子 12. クエスチョンズ 13. 陽の当たる大通り https://youtu.be/gTviu6uHtak
J-POP 1994年ツキノワ音楽ラボ。
-
菊池桃子「OCEAN SIDE」
初めて菊池桃子を知ったのは、雑誌「ポパイ」。デビュー前で、まだ女優になるのか歌手になるのか未定、という記事だった。その写真を見て、人生初の一目惚れ。 「OCEAN SIDE」はデビュー・アルバム。当時のアイドルのジャケ写といえば、松田聖子に代表されるようにバストアップの顔どアップ写真が主流だった。それがどうよ、このアルバムのかっこ良さ。加えて、林哲司によるアイドルっぽくない洋楽志向の楽曲、ホーンセクションの存在感、「オメガトライブ」のコーラス・・・今聴いても古臭さは微塵もない。 松田聖子の「瑠璃色の地球」っぽいM-9「I WILL」は6分58秒の大作。おそらくレコーディング時は15歳(!) 1. OCEAN SIDE 2. SHADOW SURFER 3. BLIND CURVE 4. SUMMER EYES 5. FUTARI NO NIGHT DRIVE 6. SEISHUN NO IJIWARU 7. EVENING BREAK 8. SO MANY DREAMS 9. I WILL https://youtu.be/XK03ePzx_HA
1984年 J-POPツキノワ音楽ラボ。
-
さだまさし「風見鶏」
グレープ解散後、ソロ2作目。 発売は1977年7月25日。前作「帰去来」が1976年11月25日だから、わずか8ヶ月後のリリース。この時代のアーティストはほんと多作だった。 初の海外、ロサンゼルス録音で、当時のライナーノーツに空気が乾燥している、ということを書いていた(昨日開けたポテトチップスがパリパリ、とか)。そのせいか、弦の音がやたら美しい。1曲目のイントロ、ギターの音からおおおー!となったのを覚えている。 さだまさしがサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」の大げさなアレンジが好きで、そのアレンジャーであるジミー・ハスケル氏に依頼した、と当時ラジオか何かで言っていた。 1. 最終案内(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸 弦編曲:Jimmie Haskell) 2. つゆのあとさき(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸 弦編曲:Jimmie Haskell) 3. 飛梅(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸 弦編曲:小野崎孝輔) 4. きみのふるさと(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸 弦編曲:Jimmie Haskell) 5. 思い出はゆりかご(作詞:さだまさし 作曲:渡辺俊幸 編曲:Jimmie Haskell) 6. セロ弾きのゴーシュ(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸 弦編曲:Jimmie Haskell) 7. もうひとつの雨やどり(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸 弦編曲:Jimmie Haskell) 8. 吸殻の風景(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸) 9. 桃花源(作詞:さだまさし 作曲:劉家昌 編曲:Jimmie Haskell) 10. 晩鐘(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸 弦編曲:小野崎孝輔) 11. 雨やどり(作詞・作曲:さだまさし 編曲:渡辺俊幸) https://youtu.be/nv8ZBWwrVR8
1977年 フォークツキノワ音楽ラボ。
-
INSTANT CYTRON「Change This World」
「しあわせなときはまたくると そう信じてる」 先行シングルM-4「しあわせな時間」を試聴し、優しく温かい片岡知子さんのウィスパーボイスに魅了された。新宿にあったヴァージン・メガストアのインストアライブにも行き、目の前でその素朴な人柄と歌声に浸ることができた。 本作はメジャーデビューの1作目。全編通して、ほのぼのとして可愛く楽しい曲が続く。ジャケットのアートワークは森本美由紀さん。まさにこのアルバムの世界観だね。 残念ながら、片岡知子さんは2020年に逝去された。改めて哀悼と感謝を。 1. Theme of CHANGE THIS WORLD 2. STILL BE SHINE 3. 窓辺のPillow Talk 4. しあわせな時間 5. HEY DAY, DANDY 6. SEE FOR MILES 7. (Make Me Your) SPECIAL GIRLFRIEND 8. MARCHIN' IN THE RAIN 9. 小さな泥棒 -La Petite Voleuse- 10. HONEY MOON, HONEY PIE 11. CHANGE THIS WORLD https://youtu.be/BPQZ2POOaUM
J-POP 1995年ツキノワ音楽ラボ。
-
Yellow Magic Orchestra「Solid State Survivor」
YMOの2作目。電子音楽、やっぱ当時は新鮮だったね。「シンセサイザー」も未来の言葉みたいでワクワクした。今聴くと、高橋幸宏のドラムがやけにカッコいいんだわ。 1. TECHNOPOLIS 2. ABSOLUTE EGO DANCE 3. RYDEEN 4. CASTALIA 5. BEHIND THE MASK 6. DAY TRIPPER 7. INSOMNIA 8. SOLID STATE SURVIVOR https://youtu.be/zFADf3CW8zI
1979年 テクノポップツキノワ音楽ラボ。
-
Bill Evans Trio「Waltz For Debby」
いろんなジャンルを浅〜く広〜く無節操に聴いているが、ジャズというジャンルに初めて触れたのがこれ。小難しい印象を持っていたが、M-2「Waltz for Debby」の繊細で美しいタッチの虜になった。 1. My Foolish Heart 2. Waltz for Debby (Take 2) 3. Detour Ahead (Take 2) 4. My Romance (Take 1) 5. Some Other Time 6. Milestones 7. Waltz for Debby (Take 1) 8. Detour Ahead (Take 1) 9. My Romance (Take 2) 10. Porgy (I Loves You, Porgy https://youtu.be/P0FIsFD9MXU
1961年 JAZZツキノワ音楽ラボ。
-
Penguin Cafe Orchestra「Music From The Penguin Cafe」
ペンギン・カフェ・オーケストラ。環境音楽が流行り始めた頃の1枚。以来、すべてのアルバムを所有することになる。 環境音楽といっても退屈なBGMではなく、メロディアスなクラシック・ジャズという感じ?しっかりと聴き入ることができて心地よい。オリジナル6枚とライブ盤2枚を出した後、楽団の主宰者サイモン・ジェフスが逝去し活動停止。今は彼の息子、アーサー・ジェフスが新たに「ペンギン・カフェ」を結成し活動している。 1. Penguin Cafe Single 2. Zopf 3. From The Colonies 4. In A Sydney Motel 5. Surface Tension (Where The Trees Meet The Sky) 6. Milk 7. Coronation 8. Giles Farnaby's Dream 9. Pigtail 10. The Sound Of Someone You Love Who's Going Away And It Doesn't Matter 11. Hugebaby/Chartered Flight https://youtu.be/orR1i4yS8No
1976年ツキノワ音楽ラボ。
-
映画「アーバン・カウボーイ」SOUNDTRACK
もともとレコード(2枚組!)で購入。新譜ジャーナルか何かの雑誌の広告だかレビューで見つけたんだっけ。イーグルスやらJ.D.サウザーやらアン・マレーやらダン・フォーゲルバーグやらボズ・スキャッグスやら、当時好きだったアーティストがこんだけ大集合なんだもの、そりゃもう買うしかないじゃん、てな感じで。 ちなみに映画自体は未だに観たことないです(笑) 1. Hello Texas / Jimmy Buffett 2. All Night Long /Joe Walsh 3. Times Like These / Dan Fogelberg 4. Nine Tonight / Bob Seger & The Silver Bullet Band 5. Stand By Me / Mickey Gilley 6. Cherokee Fiddle / Johnny Lee 7. Could I Have This Dance / Anne Murray 8. Lyin' Eyes / Eagles 9. Lookin' for Love / Johnny Lee 10. Don't It Make Ya Wanna Dance / Bonnie Raitt 11. The Devil Went Down to Georgia / Charlie Daniels Band 12. Here Comes the Hurt Again / Mickey Gilley 13. Orange Blossom Special - Hoedown - / Gilley's "Urban Cowboy" Band 14. Love the World Away / Kenny Rogers 15. Falling in Love for the Night / Charlie Daniels Band 16. Darlin / Bonnie Raitt 17. Look What You've Done to Me / Boz Scaggs 18. Hearts Against the Wind / Linda Ronstadt and J. D. Souther https://youtu.be/1MnU6p3sGSw
1980年 ROCK / COUNTRYツキノワ音楽ラボ。
-
渡辺満里奈「a piece of cake !」
1stから全アルバム聴いているけど、作家陣がいつも贅沢。上田知華、井上鑑、鈴木祥子、大江千里、松尾清憲、安部恭弘、佐野元春、大滝詠一・・・。そして本作、フリッパーズ・ギターの2人がDOUBLE K'O' CORPORATION名義で参加した1枚。 1. フレンズ (作詞:渡辺満里奈 作曲:上田知華 編曲:井上鑑) 2. 夜道 (作詞:岡部真理子 作曲:上田知華 編曲:井上鑑) 3. Move Out (作詞:岩里祐穂 作曲:上田知華 編曲:井上鑑) 4. 新しい気持ち (作詞:戸沢暢美 作曲:上田知華 編曲:清水信之) 5. Be With You (作詞:渡辺満里奈 作曲:MAYUMI 編曲:新川博) 6. 大好きなシャツ(1990旅行作戦) (作詞・作曲・編曲:DOUBLE K'O' CORPORATION) 7. レイニー・カインド・オブ・ラヴ (作詞・作曲・編曲:DOUBLE K'O' CORPORATION) 8. グラヂオラス (作詞:井上妙 作曲:外間隆史 編曲:外間隆史、中原信雄) 9. 夏の日 (作詞:井上妙 作曲:外間隆史 編曲:外間隆史、中原信雄) https://youtu.be/MrwOhHvj2Wo
J-POP 1990年ツキノワ音楽ラボ。
-
伊藤銀次「Baby Blue」
2枚目のソロ・アルバム。 プロデューサーとして、アレンジャーとして、この人がいなかったら、今の佐野元春はなかったかもしれない。沢田研二もアン・ルイスもウルフルズだってヒットしなかったかもしれない。彼が作曲した「笑っていいとも!」のあのテーマ曲がなかったら、番組のイメージも変わってたかもしれない。 1. BABY BLUE 2. 雨のステラ 3. TAPPIN’ AND CLAPPIN’ 4. プラネット・ガール 5. センチメンタルにやってくれ 6. CONGRATULATIONS 7. ONE WAY TICKET TO THE MOON 8. そして誰のせいでもない 9. JUST A LITTLE LOVE 10. SHADE OF SUMMER https://youtu.be/J3IkhfQYS2A
1982年 J-POPツキノワ音楽ラボ。
-
南佳孝「冒険王」
松本隆との共同プロデュースによるコンセプト・アルバム。 プラモデルの箱の絵でおなじみ、小松崎茂のジャケットが最高だね。かつての少年たちが夢見た未来。いわば、懐かしい未来。古き良き未来。 1. オズの自転車乗り 2. 80時間風船旅行 3. 素敵なパメラ 4. COME BACK 5. PEACE 6. 浮かぶ飛行島 7. 火星の月 8. 宇宙遊泳 9. 真紅の魔都 10. スタンダード・ナンバー 11. 黄金時代 12. 冒険王 https://youtu.be/2IzRGOxf40Y
J-POP 1984年ツキノワ音楽ラボ。
-
J.D. Souther「You're Only Lonely」
ジョン・デヴィッド・サウザー。イーグルスをよく聴いていた頃、楽曲提供としてこの人の名前があった。そしてM-1の大ヒット。個人的に、こうしたロッカ・バラードが琴線に触れるというか、ヨシヨシと撫でられてる感じになる。 1. You're Only Lonely 2. If You Don't Want My Love 3. The Last In Love 4. White Rhythm And Blues 5. 'Til The Bars Burn Down 6. The Moon Just Turned Blue 7. Songs Of Love 8. Fifteen Bucks 9. Trouble In Paradise https://youtu.be/quglprlSQ8k
1979年 ROCKツキノワ音楽ラボ。
-
中山うり「DoReMiFa」
フリーの美容師兼音楽アーティスト。アコーディオンを奏でつつ、羊毛のような柔らかな歌声で包んでくれる。 APPLE MUSICではジャズのジャンルになっているけど、違う気がする。ミュゼット、タンゴ、サンバ、ジプシー・・・民族音楽とJPOPの融合? 1. 月とラクダの夢を見た 2. 夏祭り鮮やかに 3. 早起きラジオ 4. マドロス横丁 5. Blu-Voyage 6. ばいばいどくおぶざべい 7. ノスタルジア 8. 走る女 https://youtu.be/NOUWelEcDg4
J-POP 2007年ツキノワ音楽ラボ。
-
憂歌団「生聞59分」
ブルースを好きになったきっかけが憂歌団だった。本来ならロバート・ジョンソンとかエリック・クラプトンあたりから入るのがスマートだろうけど(笑)、どこか下町っぽい、庶民っぽい、ビンボーっぽい、でも人間くさい、憂歌団の楽曲に親しみを感じた。 “天使のダミ声”と称される木村秀勝(のちに木村充揮に改名)のボーカルに引き込まれ、景山民夫が「クラプトンも逃げ出すくらいの腕前」と評した内田勘太郎のリードギターにしびれた。 1. マディ・ジャンプス・ワン 2. イフ・アイ・ディドゥント・ラブ・ユー 3. 俺の村では俺も人気者 4. 10$の恋 5. シカゴ・バウンド 6. パチンコ〜ランランブルース 7. ステイ・ウィズ・ユー・フォーエバー 8. ローリン・アンド・タンブリン 9. イン・ジ・イブニング 10. おそうじオバチャン 11. ひとり暮らし 12. 嫌んなった 13. イコマ 14. 憂歌団のテーマ
1979年 BLUESツキノワ音楽ラボ。
-
小島麻由美「二十歳の恋」
どこか昭和歌謡の空気も漂うM-2「真夏の海」。恋人と車で海に行く、というただただ明るい内容なのに、マイナーコード使ったりして切ない印象に仕上がってる。 1. あの娘の彼 2. 真夏の海 3. 飾窓の少女 4. パレード 5. 移動式遊園地 6. マイモンキーはブルー 7. 二十歳の恋 8. 私の誕生日 9. さよなら、カエル 10. 月夜のブルース https://youtu.be/bEUD3SO_Zq0
J-POP / BLUES / JAZZ 1996年ツキノワ音楽ラボ。
