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アソシエイテッド RC-200 Assciated RC-200 made in USA
アソシエイテッドRC-200(1978) 舶来品の代名詞であるアソシの2代目1/8GPレーシングです。 初代レーシングのRC-100は世界初の1/8GPレーシングであり1977世界戦の初代チャンプでした。 サス機構もデフも持たない時代のマシンですがこの時すでにFRPのシャーシロールに着目しスリムなメインシャーシ構造を取り入れていました。またRC200ではアジャスタブル構造のクラッチも試されており従来スプリングレートのみで調整していたものを任意調整可能でした。 1979年の第2回大会ではファイナルに5台送り込んでおり優勝はPBに譲っていますが王者として君臨していました。 当時アソシは1ドル360円の固定相場であり高嶺の花で子供には全く手の届かない憧れでした。片田舎では実物を見たこともありませんでした。
1/8GPレーシング アソシエイテッド 1978motonica-mania
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XRAY RX8
XRAY RX8 HUDYが初めで自前で作り上げた1/8GPレーシングマシン 持ち前の加工技術で金属パーツや樹脂パーツが高精度に組み上げられる。 構造は極めてコンベンショナルで奇をてらった部分は全くない。 1/10のNT-1では世界を制しているものの残念ながら1/8GPレーシング での世界制覇はまだ成し遂げていない。
1/8GPレーシング XREY 2011motonica-mania
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HPI プロシード(HPI PROCEED)made in USA
HPIレーシングとしては異色の1/8GPレーシングマシンです。 既に構造が確立されていた1/8レーシングマシンの中で様々なニューコンセプトを投入した意欲作となりました。 大きな特色としてはメインシャーシやアッパーデッキなどをスリム化しマスの集中を図った設計が目立ちます。 バルク間もタイト設計となりサスペンションアームのロング化にも貢献しています。このスタイルはまさに現代のマシンが到達しているところであり20年前にこの構造を採用していたことには驚きます。 一軒では見た目が変わらない1/8GPレーシングですが各社様々な構造を模索して世界戦の舞台で戦っていたということが分かる1台です。 このモデルのエンジンはイタリアのノバロッシにOEMさせた自社ブランドのナイトロスター3.5が搭載されています。 当時はサーパントの代名詞であったパープルアルマイトのパーツが多かったですがガンメタのヒートシンクヘッドを採用しておりHPIらしくCOOLなイメージに仕上がっています。 メインシャーシの画像を見ていただければどれだけスリムであるかわかると思います。
1/8GPレーシング HPI 2000motonica-mania
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シェファード・ヴェロックスV8 made in Germany
VELOXはロバート・ピーチが設計を担当しリアアクスルの軸上に大径のブレーキディスクを搭載し長丁場のレースでも安定したブレーキングが特徴 ドイツ製らしく質実剛健な作りで精度も高い。 2015年には世界を制し未だ進化を続けているマシン。 しかしながら海外製の宿命かパーツの価格が非常に高い。
1/8GPレーシング シェファード 2011motonica-mania
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21クラス グローエンジンの構造
2ストローク・グローエンジンは大きく7つのパーツに分類されます。 模型エンジンと言いながら当然実働しますので実用可能な内燃機関としては最も小さいエンジンといえると思います。 指先程のボアですが45000rpm以上回りエキゾーストノートはF1を超えて独特な高周波音を奏でます。 1枚目の画像は構成パーツ一覧です。 2枚目:インナーヘッド(燃焼室)ここにグロープラグが付きます。 3枚目:スリーブ(シリンダー)ここのポート形状や数で性格が大きく変わります。 4枚目:ピストン・コンロッド アルミ製でリングレスピストンです。 5枚目:クランクシャフト 鉄製 6枚目:ヒートシンクヘッド アルミ製 7枚目:キャブレター(スライド式) スロー・メインの二ードルで燃調を行います。 たったこれだけのパーツ構成ですが調整技術によってパワー・寿命など大きく変化するのがラジコンエンジンの醍醐味です。季節や湿度によっても燃調は刻々と変わり音・におい・煙の色など色々なファクターをチェックして煮詰めていく楽しさは格別です。
motonica-mania
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SGスペース・ヨーロッパ SG Racing SPACE EUROPE made in italy
SGレーシング スペース・ヨーロッパ イタリアの名門SGレーシング最後の1/8GPレーシングです。 SGは1984年にコロンビアMk4で世界初の4駆4独カーを発表し1/8GPレーシング界を一気に変貌させましたがシャフトドライブという特殊な構造に限界があり1985年の世界戦では後続の他社ベルトドライブの4駆4独マシンの後塵を浴びることとなりました。 1987世界戦に照準を合わせてSGもベルトドライブ4WDマシンを開発したものがスペースです。しかしながらサーパントクワトロとアソシRC500の熾烈な頂上戦争に一矢報いることなく消えて行ったマシンでした。 構造的にはフロントの大幅にレイダウンされたダンパーが目立ちます。ダンパーは大容量が採用されておりダンピング効果は大きいものとなっています。当然2スピードミッションが搭載され基本性能は他社に引けを取っていません。サスアームなども一新されジオメトリーも刷新されました。ホイールのクイックチェンジ機構は独自のもので複雑で信頼性の関係から採用するメーカーはありませんでした。 このスペース・ヨーロッパにて伝統あるSGレーシングの幕は下りました。寂しくも栄枯盛衰が激しい1/8GPレーシングの世界の儚さを伝える一台です。
1/8GPレーシング SG レーシング 1987motonica-mania
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サーパント950 serpent950 made in netherland
サーパント950 エクセルからベクターに続くサーパント伝説を託したVETEQが結果的にユーザー離れを招いた。皮肉にも国内ライバル達はベクターの構造を踏襲したライトウェイトマシンで1999年の無限MRX2を皮切りに世界戦を席巻していきました。 サーパントはベクターの正常進化版として950を投入しリアサス回りの大幅リファインとフロントには新機軸としてロールセンターの調整機能を盛り込みました。カーボンプレートをシムとして厚みによってセットアップするものでしたが実車よりも大きく影響を受ける模型での効果は絶大となりました。 サーパントは常に自前のワークス体制を引きドライバーの変動はありませんが950をもってしても王者コラーリにストップがかけられず2003年からの京商エボルバの連覇を許すことになります。 950は見た目にはコンベンショナルな1/8GPレーシングですがフロントのアルミブレースはロールセンターをアジャスタブルにするためにアッパーデッキがフロントバルクに接続されておらずその部分を補強するためのものでした。
1/8GPレーシング サーパント 2003motonica-mania
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サーパント950R serpent950R made in netherland
サーパント950R 2005年世界戦に照準を当て950をリファインしたモデルです。 リアに引き続き97年から使用していたベクターのサス周りを一新しより強度アップを図りました。ロールセンター機能はそのまま踏襲されメカデッキではスロットルサーボもレイダウンされ低重心化が図られています。 受信機バッテリーは当時のトレンドで単4サイズのコンパクトなものになっていますが高性能サーボへの供給としては不十分なものとなっていました。 サーパントはこの950Rまでが完全自国生産マシンとなります。 ナショナリズムがしのぎを削る1/8GPレーシングの世界においてオランダの威信をかけて戦った最後のマシンといえます。
1/8GPレーシング サーパント 2005motonica-mania
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ファントム20 4WD 3P made in japan
ファント20 4WD 3P 世界初の4WDレーシングカーです。 80年代初頭に現れ当時海外勢は4独サスカーに舵を取っていましたが京商だけが4WD路線に進みました。 1/8バギーでは既に4駆4独をランドジャンプで成功させていた京商はコンポーネントをうまく活用しシンプルな4WDマシンを作り上げました。 この際に京商が開発した1/8GPレーシング世界遺産の一つであるフロントワンウェイシステムは大きく世界を変えました。 このモデルは簡易サスペンションを搭載した3Pです。 1985年に開催された世界戦では2位という戦績を残しています。 85年の世界戦はまさに1/8GPレーシングに大きな変化をもたらせた大会でした。4WDで好成績を収めていた京商はサスカーの開発が遅れこの後海外勢の後塵を浴びることとなります。
1/8GPレーシング 京商 1985motonica-mania
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BMT933オースチン・ライト BMT933 austin light
BMT933オースチン・ライト 89・91年と世界戦を連覇したBMTが3スピードミッションを搭載し93年も制覇したモデル。 BMT891からのモデルチェンジながらメカデッキの形状変更と徹底した軽量化のみで基本構造に変化はありません。3スピードミッションはサーパントが搭載していたアジャスタブルクラッチであるセンタックスに対抗したもの。3速というとトップスピードが気になるところですが1-2速の間に追加されるイメージでいわゆるクロスミッションのようなものでした。インフィールドでもシフトアップすることによりエンジンパワーを無駄なく使い切るものでしたが95年からは使用が禁止されてしまいました。 コラーリはプロモーションを兼ねて大会会場でキットをそのまま組み立てて世界戦を制覇し特別でないことをアピールしていました。 日本では京商扱いの最終モデルとなります。BMTの国内ディーラーはこのマシン以降はタミヤが取り扱うこととなります。 私のマシンは当時のオプションパーツをふんだんに装備したスペシャルモデルとなります。
1/8GPレーシング BMT 1993世界戦制覇motonica-mania
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京商 ファントム21 4is Kyosyo fantom21 4is made in japan
京商ファントム21 4is 海外勢に対し4独化に後れを取った京商が4駆4独への答えとしてリリースしたマシンでしたが設計思想が古く目立った戦績も残せませんでした。 そういう意味では激レアなマシンです。 サスペンションアームは4輪独立化されましたがサスストロークが短く海外マシンと比べ古さを感じさせます。また、シャーシもパンカーから踏襲したFRP+ジュラルミンの2ピースで積極的にサスアームを働かせるものではありませんでした。世界的に見れば一世代前のものをリリースしたイメージでした。 この4isの失敗により京商は一時自前のマシン開発を断念しました。別ページでご紹介しているイタリアのBMTのディーラーとしマシンをリリースすることになりました。
1/8GPレーシング 京商 1987motonica-mania
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オペルカリブラDTM サーパント・マイケルモディファイ
サーパント オペルカリブラ マイケルモディファイ 当時はやっていたドイツのツーリング選手権(DTM)のオペルカリブラがモデルです。1/8レーシングボディの多くはスポンサーデカールも全くなく自分でオリジナル塗装するのが基本です。 このボディはプロペインターの手によるものです。どちらかというとDTMというよりはナスカーっぽい感じですが非常に美しい仕上がりです。 GTボディはまったり走行することが多いのでこのような素晴らしいカラーリングされたボディがたまにあります。 走行フィールは当然まったり系です。これは中古で譲り受けたものですがGTボディは主に耐久レースなんかによく使われましたのでルーフに大きな穴がぽっかり空いてますね!これは燃料給油用です。 結構使い込まれたボディですがエキスパートが使用していますと大きな破損はありません。私が使えばすぐにボロボロになってしまいそうです。
1/8ボディ サーパント 1999motonica-mania
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トヨタGT-one 2000年 HPI製
トヨタGT-One HPI初の1/8GPレーシングであるプロシードの開発に合わせて当時はローラ一択でしたがスケール感満点なGT-Oneをラインナップしました。1/8ボディではまずなかったフルスポンサーデカールまで付属したものです。 ディティールも非常によくHPIの答えを見ました。 走行性能はやはりローラには及ばず1/8独壇場であるインフィールドでフロントのダウンフォースが少なくペースが上がりませんでした。しかしストレートでは恐ろしいほどの伸びを見せましたのでどちらかというと高速型ボディという位置づけでした。 当然レースで使用する選手はおらずあくまでスケール感を重視するものとなりセールスはごく一部にとどまりました。 少し非力なエンジンを使用しますと非常に気持ちよく走行が可能でよく走らせていました。バトルしなければスポーツ走行は十分可能でスケール感は格別非常に楽しい一枚です!!
1/8ボディ HPI 2000motonica-mania
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フェアレディ Z33 セントラルRC製
フェアレディZ33 セントラルRCが発売したオリジナルモデルです。 私は大のZ党で実車はS130Z・Z31 ZR-1・Z31 300ZX・Z32 300ZXツインターボと乗り継ぎました。 カラーリングで何とかS30Zっぽくしてみましたが・・・ テールランプはZ32みたいになっちゃいました。 このボディを作った頃はまだ真面目に1/8レーシングに取り組んでいましたので(笑)しっかり走り込んでいました。フロントとリアの穴はエンジン冷却用です。当然走行重視でガバっと開けていましたが最近はあけたくないですね~ GTボディはエアクリーナーがボディ内に収まりますので吸気音がややこもった感じになるためかえっていい味が出たりします。もともと1/8エンジンはかなり甲高い高周波ですがそれがマイルドになる感じです。 走行フィールもマイルドでとんでもなく大きいリアウィングですがローラ系ボディのダウンフォースには全く歯が立たずオシリが軽い感じです。
1/8ボディ セントラルRC 2007motonica-mania
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紫電 ガレージ伊太利屋 スケール:1/8 トドロキモデル
紫電 ガレージ伊太利屋(トドロキモデル) トドロキモデルの1978年製ポリカーボネートボディ 当時のほりカーボネートボディは金型も甘くスケール感もでたらめなものが大半でした。しかしトドロキモデルのボディは仕上がりが素晴らしく他社の物とは全く異次元のスケール感を誇っていました。 この紫電に関してはその理由は明白です。デザイナーの由良卓也氏は当時トドロキモデルに出入りされておりこのホディ作成に携わられていました。 幼少の頃に憧れた方も多いと思いますがガレージ伊太利屋カラーはスパルタンなレーシングカーにピンクを用いるという奇抜なカラーでしたがすごくカッコ良く見えたものです。
1/8ボディ トドロキモデル 1978motonica-mania
