Muuseo Travel Vol.5 スペイン各地を巡る旅 (後編)

初版 2020/03/29 19:49

改訂 2021/02/03 01:08

Hola !!!


ミューゼオ編集部の安藤です。


Muuseoに展示されたコレクションを紹介しながら、世界各地を巡る本連載。

第5回となる今回は、スペイン各地を巡る旅の後編をお届けします。


前編の記事はこちら!➡︎https://muuseo.com/muuseo_staff/diaries/86


後編となる今回は、スペイン南部、アンダルシア地方を巡ります。


今回はどんな場所を訪ねることが出来るでしょうか。

皆さんにミューゼオへ展示頂いたコレクションだけが頼りのこの企画。

それでは参りましょう!


アンダルシアについて

アンダルシア地方はスペイン南部のエリアに辺り、ジブラルタル海峡を挟みアフリカ大陸と肉薄します(上の地図、一番下にチョロっと見えているのがモロッコ北端、アフリカ大陸の玄関口です)。その立地からイスラム文化圏による支配の歴史が長く、1492年にキリスト教徒による領土奪還(レコンキスタ)が完了するまでに作られたイスラム文化の遺産が数多く残ります。グラナダのアルハンブラ宮殿はその代表格ですね。雨が少ない土地柄で、海岸沿いのエリアはコスタ・デル・ソル(Costa del Sol)、太陽海岸と呼ばれ、スペイン国内でも屈指の観光地域としての役割も担っている地域です。

Google マップ

Google マップで地図を検索。乗換案内、路線図、ドライブルート、ストリートビューも。見やすい地図でお店やサービス、地域の情報を検索できます。世界地図も日本語で、旅のプランにも便利。

https://www.google.com/maps/place/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3+%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A2/@39.7077733,-6.6944221,6z/data=!4m5!3m4!1s0xd11d9b1cf9dc545:0xc1c9654d77f1f30f!8m2!3d37.5442706!4d-4.7277528?hl=ja

イスラム帝国最後の街、グラナダとアルハンブラ宮殿

@グラナダ

コレクションオーナー:RIKさん

https://muuseo.com/rik/items/55

@グラナダ | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/rik/items/55

RIK

グラナダはアンダルシア地方南東部、内陸の街。

1492年に陥落した、スペインに残った最後のイスラム王朝、ナスル朝グラナダ王国の首都だったことで有名です。 La Alhambra、丘の上に立ち街を見下ろす、荘厳なるアルハンブラ宮殿はこの街の象徴的存在。イスラム文化圏の支配が終わった後も、時代ごとの領主による改修は行われましたが、その姿を現在に残しています。


MS-06RP 試製高機動型ザクⅡ(RP型)

コレクションオーナー:Tmo.Atmさん


https://muuseo.com/tmo.atm/items/2

MS-06RP 試製高機動型ザクⅡ(RP型) | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/tmo.atm/items/2

Tmo Atm

スペインの話をしていたのにザクの画像でビックリなのですが、「グラナダ」と聞くと、ジオン公国の月面基地を思い起こしてしまうお兄様も多いのでは無いでしょうか(かく言う私もです・・)。実在の地名が多く用いられる事も特徴の機動戦士ガンダムシリーズですが、特にこの「グラナダ」という地名は幼い頃のミューゼオ編集部員・安藤に強い印象を与えておりまして。実在する土地が、滅亡を迎える帝国の最後の砦の街だったと知った時は「ガンダムはやっぱり良いなあ・・」となった記憶がございます。(何の話でしたっけこれ・・)


ピカソの生まれ故郷と地酒の街、マラガ

マラガはアンダルシア地方南部、海沿いの街です。ここは偉大なる画家、ピカソが生まれた街として有名な街。ピカソ美術館や、ピカソが生まれた家も現存し、名所となっています。

PICASSO 新潮美術文庫 42 ピカソ


コレクションオーナー:ts-r32さん


https://muuseo.com/ts-r32/items/991

PICASSO | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/ts-r32/items/991

ts-r32

また、マラガは甘い地酒「マラガ酒」の産地としても知られます。

(写真は編集部員の安藤が個人でマラガを訪ねた時のものです)


アンダルシア地方は全域で「フォーティファイドワイン」と呼ばれる、ワインの醸造段階でブランデーを加えて酒精を強化した地酒を生産しており、地元のバルでは1杯1EUROで干し葡萄のように極甘な地酒を一気に飲み干していく地元の老人をよく見かけます(胸焼けしないのか・・?)


Macallan 1958


コレクションオーナー:morrisonさん


https://muuseo.com/musicalbox_4210/items/26


Macallan 1958 | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/musicalbox_4210/items/26

morrison

そんな地酒の数々ですが、保管と熟成に使われた後の樽は、ウィスキーなど蒸留酒の熟成とキャラクター付けに使われるために各国に輸出されていくことになります。

こちらのコレクションのマッカラン1958(すごいですね..)もシェリー酒を作った樽による熟成。甘い香りと風味がウィスキーに移っていきます。欧州の合作ですね。


新大陸発見ゆかりの土地、セビーリャ

アンダルシア地方南西部の街、セビーリャ。今日のアンダルシア州都であり、工業都市としても知られる街ですが、大航海時代から16世紀のアメリカ大陸発見に至る、スペインが世界最強国家として黄金期を過ごした時代における文化と経済の中心地だったのがセビーリャです。アメリカ大陸を発見したコロンブスの拠点もこの街におかれました。

スペイン/セビリア万博 1989.02.07【World Topics Stamp Collection】


コレクションオーナー:お気に入り切手ミュージアムさん

https://muuseo.com/stamp_collection/items/978

スペイン/セビリア万博 1989.02.07【World Topics Stamp Collection】 | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/stamp_collection/items/978

お気に入り切手ミュージアム

こちらは新大陸発見から500年目の節目にあたる1992年、セビーリャで開かれた万国博覧会の記念切手のコレクションです。

カルメン


コレクションオーナー:ts-r32さん


https://muuseo.com/ts-r32/items/670

カルメン | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/ts-r32/items/670

ts-r32

セビーリャの街はメリメ原作、華々しいオペラに昇華した名作「カルメン」の舞台でもあります。作品の中で、情熱的で危険な女性「カルメン」が働く煙草工場は現在も建物が残り、大学校舎に使われています。情熱の国、スペインのイメージを代表するような作品ですが、作家のメリメはフランス人。この時代からアンダルシア地方は欧州各地から「異国感溢れる未知の土地」として見られていたようです。


アンダルシアを舞台とした名作漫画のコレクションも

茄子 アンダルシアの夏

コレクションオーナー:aleviola1926さん


https://muuseo.com/aleviola1926/items/998

講談社 アニメ&漫画コラボBOOK 茄子 アンダルシアの夏 黒田硫黄 茄子 アンダルシアの夏 製作委員会 2003年 | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/aleviola1926/items/998

aleviola1926

アンダルシアはその旅情感からか、様々な作品の舞台として描かれてきました。日本の漫画家、黒田硫黄さんの本作品も有名ですね。アンダルシア地方の田舎町出身の青年が、プロの自転車レーサーになった。今回のレースは生まれ故郷の街を通るコースだが、そんな日に現地で行われる結婚式で祝福される二人は・・?みたいなお話です。漫画版もオススメです!



以上、如何でしたでしょうか。


今回はミューゼオに集まったコレクションを頼りに、スペイン南部・アンダルシア地方を巡りました。


皆さんの世界各地にゆかりのコレクション、これからもお待ちしております!



#ミューゼオ

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  • 今回の記事では次の人のコレクションを紹介させて頂きました!
    いつも素敵なコレクションを展示いただき、ありがとうございます!
    @rik さん
    @tmo.atm さん
    @ts-r32 さん
    @musicalbox_4210 さん
    @stamp_collection さん
    @aleviola1926 さん

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    negrita

    2020/03/31

    今回も良い記事ですね!!勉強になります(笑)
    海外に目を向ける場合どうしても景勝地に意識がいっちゃいますけど、モノを中心に捉えると文化に目が行くというか。スペインに行きたくなりました٩(๑´3`๑)۶

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    • negritaさん いつもお読みいただき、そして大変嬉しいコメントをありがとうございます!編集部も皆さんのコレクションで勉強させてもらっています!えぇ、スペイン、また行きたいです..。

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    sat-2019

    2021/02/01

    西欧唯一のイスラム王朝であるナスル朝やアルハンブラ宮殿など、高校の世界史で勉強したことを覚えています。
    こういう記事を読んで、やはり「世界史を勉強してよかったなぁ〜」と感じました。

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    • @sat-2019 さん、大人になってから「勉強しておいてよかった」と思うことってありますよね。記事を読んでいただいて、そんな気持ちになってくださったのが嬉しいです。コメントありがとうございます!

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