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料理家としての格好良さを引き出してくれるせいろ
「これで三代目」というせいろは、横浜中華街の照宝のもの。調理で使い続けるうちに鍋に触れる部分が割れてしまったり焦げてしまったりするため、下の部分を買い換えているというが、同じメーカーのせいろを愛用中。「照宝のせいろを使っていると格好がつく」と副島さんは語る。このせいろで蒸せば、レンジで温めると固くなってしまう肉まんやしゅうまいなども、木の香りがほんのりついてふんわり、もっちりとした食感が蘇る。
横浜中華街 照宝 5,000円程度 横浜中華街 照宝 2006年(1代目)ミューゼオスタッフ
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張りが強く使いやすい「馬毛裏ごし」
本物の馬の毛を張った昔ながらの裏ごし器。他にもナイロン製やスチール製もあるが、馬毛が一番使いやすいという。「ナイロンは熱いものをこすと伸びてしまうし、スチールは黄身などの色が変色してしまう。馬毛はそうした欠点がないうえに、張りも強いんです」。木枠はヒノキで、留め具には桜の皮が使われている。使用前には15分ぐらい水に浸けるのが鉄則。丁寧に使えば一生ものだ。
不明 12,000円程度 築地 不明ミューゼオスタッフ
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お米がふっくらと炊き上がる「お釜」
先々代から受け継いできた、お米を炊く専門の五合釜。電気釜と違い早く高温になるため、15分ほどでふっくらと炊き上がる。下の部分はハカマと呼ばれ、熱がこもることでガスコンロでもお釜が使える。なお、「柳原料理教室」では、毎回必ずこのお釜でご飯を炊く。煮炊きの基本がつまっているからだ。
不明 不明 築地 不明ミューゼオスタッフ
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これ一反で万能の「さらし」
純綿100%の布。だしを引く、包丁を拭く、茶巾絞り、切り蓋など、日本料理の様々な場面で重宝する。「袋状に縫ってあずきの餡をこしたりもできる万能道具。うちでは一反(10メートル)で買って、好みの大きさに切って使っています」。あまり高級なものは目が詰まっているため、ほどほどの値段で目が多少粗いものがオススメなんだとか。傷んできたら膳布巾にするなど、最後まで大切に使うのも柳原さん流だ。
不明 不明 築地 不明ミューゼオスタッフ
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上京の際に母から譲り受けたフライパン
17年前、上京する際に、料理好きのお母さんから譲り受けたというフライパン。「テフロン製のフライパンはすぐにダメになるけれど、鉄のフライパンは油を敷いてちゃんと手入れをしていれば長く保つ。」大事にしているという厚い鉄のフライパンは、熱伝導が良いため使いやすく、普段の料理からよく使っているという。
お母さんからのプレゼント 17年前ミューゼオスタッフ
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切ったり分けたりまとめたり、万能なドレッジ2枚
パン生地を切り分けたり、まな板の上の食材をまとめたりと便利なドレッジ。副島さんが愛用しているのはこの2枚。白のドレッジは世界一の料理大学と称されるカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ通称CIAのもの。アメリカ人講師のアシスタントをしていた時代にもらったそうだ。黄色のドレッジは、フランスパリでお気に入りの老舗道具屋で手に入れた品。
白>プレゼント。CULINARY INSTITUTE OF AMERICA内で購入可能・黄色>E.DEHILLERINパリの道具屋 2014年ミューゼオスタッフ
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料理研究家パトリス・ジュリアン氏にもらったOPINELのナイフ
「1本を必ず懐に忍ばせている。」という、OPINEL(オピネル)の折りたたみ式のナイフ。元々は登山用のナイフだというが、旅先でちょっと果物の皮をむきたい時や食べ物を切り分けたい時などに便利で活躍するという。このナイフは副島さんの料理の師匠である料理研究家のパトリスジュリアン氏にもらったもの。持ち手の木の感じが手に馴染み、色味もカタチも可愛いので長年愛用しているそうだ。
OPINEL パトリスジュリアン氏からのプレゼント 2008年ミューゼオスタッフ
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きちんと拭き上げまでして「料理」。拭き残しのない完璧なふきん
「料理だけして終わりだと思っている人に、拭き上げまでして料理だと伝えたい」という副島さん愛用の日東紡のふきんがこちら。シンプルなデザインで大判で吸水がとても良く、このふきんを使えば拭き残しなし。持っていないと不安になるというほど愛用している日東紡のふきんは、撮影やケータリングでも常備、副島さんのこだわりの一品だ。
日東紡 800円程度(3枚入り) 10年ほど前から買い足しているミューゼオスタッフ
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細かい作業のときに活躍する、ストウブのスパチュラ
2月発売のストウブのスパチュラは、最近、仕事の関係者にプレゼントされたもの。ハンドル部分にSTAUBのロゴが入ったオリーブの柄が可愛くてお気に入りだという。小さいので、ドレッシング作りなどの細かい作業をするときに最適。シリコンで耐熱温度も高いので、熱いソースを鍋から取り出す時なども使える優れもの。
STAUB 2160円程度 仕事関係の方よりプレゼント 2016年ミューゼオスタッフ
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合羽橋で購入した懐かしい鰹節削り器
実家にあるものと同じ形のものを買ったという鰹節削り器。購入した場所は、ケータリングの帰りや撮影用に足りないものがあるときなど、本田さんが足繁く通う合羽橋で。削りたての鰹節はやはり新鮮で味も風味も良く、冷奴などにちょっとかけるために使ったり…と普段から愛用しているという。
ミューゼオスタッフ
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切れ味抜群の、本格的な包丁。有次 平常一品
本田さんの名前の刻まれた包丁は「有次 平常一品」という、本格的な包丁だ。「すごくよく切れる」と本田さんが絶賛しているその包丁は、4年前に購入して以来、研いで使って…を繰り返している。今は刃も自分の使いやすいカタチに変わり、馴染んできていると嬉しそうに語ってくれた。
ミューゼオスタッフ
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福島県いわき市の作家omotoさんのエプロンと鍋つかみ
成田理俊さんと同じく郡山の「ギャラリー観」で出会ったというomotoさんは福島県いわき市を拠点に活動する布繕い作家だ。本田さんが「3枚買った」というエプロンは、素朴なオシャレさがありながら、しゃがむときに便利なスリットが入っていたり、大きなポケットもついていたりと機能性も抜群だ。 ちくちくと丁寧に手縫いで作られたことが一目見れば分かる鍋つかみも、手作りならではの優しい雰囲気のある道具だ
omoto ギャラリー観ミューゼオスタッフ
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チェンマイの屋台で一目惚れした木べら
見て分かる通り、ヘラの部分が長いのが特長の木べら。そのため、炒めものがしやすく、週に3〜4回くらいは使っているという愛用品だ。 素朴な容姿に、チェンマイのお土産を売っている屋台で一目惚れ。使い続けているうちに色が変わっていくのが、またその味わいを深める一品だ。
300円程度 チェンマイのお土産屋台 2015年ミューゼオスタッフ
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実家でも使っていた、切れ味抜群のピーラー
「ピーラーといえばritterだと思っている」という信頼のアイテム。ドイツ製で、手に馴染みやすく、持ち手がプラスチックのため軽くて使いやすいという。切れ味が抜群で、料理の下ごしらえには欠かせない道具だ。
ritter 421円 実家から拝借 2000年〜(古くなったら買い足している)ミューゼオスタッフ
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そのまま鍋にドボンできる「目ざる」
食材を霜ふったり、蒸すときなどに使う。竹製なので、はじを持ってお湯を張った鍋にざるごと出し入れできるのが愛用ポイント。写真は根曲り竹を使った国産品で、中国製などと比べると頑丈でしなりもよいという。「本物の工芸品ですね。作る職人さんがだんだんいなくなって、いまは値段も結構高くなっています」。篭の模様が美しいため、食材入れにする人もいる。
不明 不明 職人さん 不明ミューゼオスタッフ