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1983(昭和58)年 5月28日 日本橋 三越劇場 第390回三越名人会 記載 記念本(第400回記念(昭和59年5月)非売品)
これは知らなかった! 何と!どこにも記述のなかったご出演が、この「三越名人会」に更にもう幾つか(有名な最初の第320回から実に都合5回にも及ぶ!!)あって驚きました。この記念本は第400回の時(翌、昭和58年5月)のものだから、根自子さんのラスト公演と言われる同年10月の町田迄もしかしたらもう一回くらいあった可能性も拭えませんが、その現状知り得る最後の名人会ご出演となりますのが此方・・・ 1983(昭和58)年 5月28日 第390回 三越名人会 *G線上のアリア *愛の哀しみ *愛の喜び *カプリス13 *タイスの瞑想曲 *サパテアーデ 小品で構成されたなんとも魅惑的なプログラム!個人的には大好きなクライスラー「愛の喜び」…あのなんともウキウキするかのフレーズ、根自子さんのご表現はどんなだったのだろう?そしてパガニーニ「カプリース」〜「タイスの瞑想曲」〜「サパテアーデ」。。。冒頭から流れる様な連綿、これを聴けた観衆の皆さんが心底羨ましいです!終演後(演目は落語へと続くけど)きっと幸せな気分に浸れたことでしょう♪ 録音残ってないかしら? ------- この間の3回のご出演分もまた改めまして纏め再構築したいと思います。 #諏訪根自子#NejikoSuwa #三越名人会
記念本 三越本店宣伝部 1983年nine_o_nine
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1976(昭和51)年 9月25日 日本橋 三越劇場 第320回三越名人会 記載 記念本(第400回記念(昭和59年5月)非売品)
ある意味、'70年代以降の単発ご演奏を辿るのは比較的近年に当たるにも関わらず、戦前/終戦〜'60年代極初頭の頃よりもハードルが高い様に感じます(私見ながら)。 こちらはご出演された第320回 三越名人劇場の演目・プログラム的な内容の記録があります、1984(昭和59)年発行の第400回を記念した記録本(非売品)です。 午後4時スタートの前半の狂言/小唄/落語/長唄そして30分休憩を挟んだ直後の根自子さんのヴァイオリン演奏でした・・・。 *アリオーソ *コレルの主題による変奏曲 *小品 /ユーモレスク /トロイメライ /ツィゴイネルワイゼン 戦前からのレパートリーも、熟練の域の音色は一体どの様なものだったのでしょうか? 萩谷さんの書にこの日の演奏に触れられた評論家の野口久光氏のコメントを読む事が出来ます。 「根自子さんの健在をこの目、この耳で知ったのは昭和51年の三越名人会のステージだった。根自子さんが、引退以降も研鑽を積まれ、演奏への意欲を持ち続けられてきたことは久し振りのステージが明らかに語ってくれている」 …と、短いながらも此処からは「・・・あゝあの頃とは違って全盛期をとうに過ぎた」的な感想は微塵もなく、"諏訪根自子健在なり!"を讃えられている事がその演奏のクォリティをなにより物語っているのでしょう。 そしてこの2年後(昭和53年)から「バッハ無伴奏」の録音が始まるのですね? #諏訪根自子 #NejikoSuwa #三越名人会 #三越劇場
記念本 三越本店宣伝部 日本:古書店さんnine_o_nine
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季刊 それいゆ 創刊第一號 -夏- 1946(昭和21)年 8月15日
中原淳一編 / 木部清表紙画 その創刊号であります。 終戦の日から丁度、1年後の同日發行の貴重な一冊。 "ソレイユ"というネーミングは・・・ 太陽へ向かって真っ直ぐ伸びていくヒマワリのように、当時の日本の女性たちにも明るくたくましく美しく、伸びていってほしいという気持ちを込めていたようです。(下記URL 関係者さんのインタビューより) https://www.1101.com/n/s/junichi_nakahara/2020-09-14.html?srsltid=AfmBOorUpSwCsIGZmvpcPSAZyp72alfO379sJ5yXIisgXfuRaL-nJTgq そのグラビアに根自子さんが登場しています! ネット上の粗い画質で見てた時は「パッとしない写真だなぁ?」と思ってましたが、現物を手に取りますとなんのその!?粗いのはこの当時の紙規制やらなんやらで仕方なきにせよ、巻頭を飾るに相応しい大変美しくお麗しい一枚でありました。 浦賀での引き揚げご帰国時の一枚と短いコメントを掲載した『アサヒグラフ』を除けば、はじめてメディアに寄稿(ゴーストライター説あり)された素晴らしい「水を想ふ」が掲載された『婦人公論』 1946(昭和21)年 5月1日 第三百四十八號(5月号)⬇︎ https://muuseo.com/nine_o_nine/items/39?theme_id=39653 と同じくらい、インパクトのある且つ重要なこの10月からのご活動本格開始の狼煙的な役割を果たしました。(短い紹介文はその「水を想ふ」から一部転載されています) それも、荒廃した戦後・・・女性を照らす希望の太陽として、誌名同様の存在であられた所以でしょう。 最後の写真で一部載せました「戦争よ!さよなら」抜粋は詰まされるものがあります。しかし飽くまで前向きに実例を挙げながら力強く綴られているのに感動させられます。。。「本の中身は華美や贅沢ではなくて、ものやお金がなくても、綺麗で美しい暮らしをするための知恵や工夫を教えているんです」とお身内の関係者さんが語られている通り、その他の記事/特集も併せましてただのファッション誌にとどまらない魅力に溢れておりました♪ #諏訪根自子 #NejikoSuwa #中原淳一 #ソレイユ
雑誌 ひまわり社 古書店nine_o_nine
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アサヒグラフ 1934(昭和9)年 2月28日 第二十二巻 第九號
ツイッター(X)で見掛け、すぐに落ちてしまって出所は何処だろう?…とずっと探しておりました。 結果、昭和9年2月刊のアサヒグラフ誌、「話題の女性」というコーナーで掲載されておりました♪ もんぺお姿が大変珍しくキュートな一枚・・・ まるで躁鬱の如き書かれ様ですが、騒動の後、東京をそしていろんなしがらみから離れ平塚の海沿いの環境の開放感からでしょうか?お年頃相応のはしゃぎ様が伝わってきて大変微笑ましいです^^ 渡欧の話題はこの時点ではまだ"噂"。しかも囁かれた留学先は須くフランス・・・ 根自子さんのこの反応や、さて?・・・そして人にも恵まれ転がり出すのであります。いと興味深し…です。 #諏訪根自子 #NejikoSuwa #アサヒグラフ
雑誌 朝日新聞社 1934年nine_o_nine
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日曜報知 第百號記念特輯 1932(昭和7)年 4月24日號
同時期の『少女倶樂部』などにも掲載された超有名な一枚です。 センセーショナルな天才美少女ヴァイオリニストを世に知らしめ、そして魅了したまさに初期の傑作ショットですね^^?(コンディションも抜群!) 報知新聞社刊の週刊誌の第百記念号のグラビアをピアニストの甲斐美和子さんと共に飾っておられます、7歳上のアメリカ生まれの甲斐さんとはご共演もありその模様はamanaimages(文藝春秋社©︎)で見る事が出来ます。 "讃へよ 春の樂壇に輝く二天才" の文字が踊る。「この天才少女の未来に輝きあれ!」と根自子さんの項は締められており、まさにそんな未来を歩み出されるキッカケとなったのがこの年=1932年でありました。 #諏訪根自子 #NejikoSuwa #甲斐美和子 #報知新聞社 #日曜報知
雑誌 報知新聞社 日本:古書店さんnine_o_nine
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日本印刷需要家年鑑 昭和11年版
このポスターが欲しくて堪らないのですが、流石に出会う機会なく・・・ こちらの1936(昭和11)年刊のこの当時の日本の印刷技術の粋の如き一冊に縮小版が掲載されております。 現時点、知り得る限り見る事が叶うのはこの書籍だけです。表紙の箔も一部剥がれていたり全体的なコンディションは並ですが、根自子さんのページはダメージもなく良好でした。解説には・・・ 「スワネヂコ独奏會 ポスター」 "一少女提琴家の渡歐告別ポスターとしてのみでなく、日本に於ける音樂會ポスターとしても豪華版に入るもので、寫眞による大形ポスターの發展の為めに、このポスターは充分、刺戟的な役目を果したと思ふ。" と記されている。 ページ数や出版印刷情報が記載されていません、1000ページ程のボリュームで大変厚みがあります。また冒頭の緒言に本書編集委員代表、福本伸三名義で昭和11年 秋とあります事から当年末頃の刊行であったと推測します。 大変モダンなこの意匠、いつの日か是非!実物を拝んでみたいものです。 #諏訪根自子 #NejikoSuwa #ポスター
書籍 印刷出版研究所 古書店nine_o_nine
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1950(昭和25)年10月23日 日比谷公會堂 アレクサンドル・モギレフスキー滞日25年記念 諏訪根自子謝恩演奏會プログラム
このプログラムの魅力は何と言っても、モギ先生と根自子さんを引き合わされた"世話役"的な役割を果たされた音楽評論家の野村光一氏の『モギレフスキー先生と諏訪根自子さん』と題されたその時=初對面の様子が綴られているのが何より興味深いです。 "メンデルスゾーンの協奏曲をバリバリ弾いた根自子さん" "恐らく先生は長い日本滞在の間に嘗てこれほどの素晴らしい門弟を發見されたことはなかったのではあるまいか?" "彼女の楓のような長い手を「良い手だ!良い手だ!」と握り締められ褒められた" それに牛山充氏の『日本提琴の父賛頌』も端的に纏められた紹介文が読めます。そして病床の師への謝恩演奏會であることが語られています。 翌年1月の宝塚も同様の趣旨の公演です。紹介文には野村さんのこの文面の簡略版が引用されています。 https://muuseo.com/nine_o_nine/items/34?theme_id=39620 表紙イラストは洋画家の石川滋彦氏のペンによる。 #諏訪根自子 #NejikoSuwa #アレクサンダーモギレフスキー
プログラム 1950年nine_o_nine
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1948(昭和23)年 9月28日 有楽町 日本劇場 東宝交響樂團 第9回 定期演奏會 (第2シーズン)プログラム
このプログラムは根自子さんの回のものではありませんが、この頃の東宝全盛の一連の公演がよく垣間見れますので何冊か纏めて掲載・展示させて頂きます。 この翌月(次の次)の根自子さんの11回定期演奏會の告知が掲載されております。 https://muuseo.com/nine_o_nine/items/266?theme_id=39620 ピアノのレオニード・クロイツァー氏。そしてモギレフスキー、ローゼンストック*、グルリット氏…いずれも1930年代から滞日、戦後まで日本の楽壇を彩られました(*後に離日)。 #諏訪根自子 #NejikoSuwa #東宝交響樂團 #近衛秀麿 #クロイツァー #日本劇場
プログラム 東宝音樂協會 1948年nine_o_nine
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1948(昭和23)年10月28日 有楽町 日本劇場 東宝交響樂團 第11回 定期演奏會 (第2シーズン)プログラム
東宝所属の頃=昭和23年10月の定期公演(於:日劇)のプログラムです。 近衛秀麿 指揮 東宝交響樂團・・・ 交響楽団での独奏とは別に、この頃の根自子さんのラッシュな公演日程は全国津々浦々、「音樂之友」での松田さんの記事(後に単行本化)にもあります様に、かなり大変であられた模様です。。。 https://muuseo.com/nine_o_nine/items/111?theme_id=39653 東宝の記録としまして、根自子さんのものではありませんが、告知掲載のものも併せこの頃のプログラムを何冊か併せ掲載させて頂きたいと思います♪ #諏訪根自子 #近衛秀麿 #東宝 #東宝交響楽団 #NejikoSuwa
プログラム 東宝音樂協會 1947年nine_o_nine
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1955(昭和30)年 6月11日 名古屋 名古屋市公会堂 独奏会 プログラム
昭和30年 6月11日 名古屋市公会堂での独奏会プログラムです。 主催は名古屋市教育委員会、名古屋市音楽協会 ヘンデル:ヴァイオリン奏鳴曲 第四番 ニ長調 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第一番 ニ長調 ドビュッシー:ヴァイオリン奏鳴曲 フォーレ:子守唄 アルベニス:マラゲニア スクリャービン(シゲティ編曲):エチュード サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ ピアノ伴奏は松隈陽子さん (1939年 日本音楽コンクール ピアノ部門第一位。因みにこの年のヴァイオリン部門は江藤俊哉さんでした) #諏訪根自子 #NejikoSuwa #名古屋 #松隈陽子
プログラム 1955年nine_o_nine
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トロイメライ / 西班牙舞曲('38)
Columbia 29734 『イラメイロト 』 曲作 ンマーュシ 1200217 『曲舞牙班西』 曲作アリァフ 2200218 左←右表記です。 ピアノ伴奏:ナデイーネ・ロイヒテンブルグ 1935年5月29日 録音 発売は渡欧後の'38年5月(国会図書館記録)。録音は両曲共に遡る3年前の5月29日であります。最後の録音、そしてこれが最後の発売の13枚目のオリジナルタイトルと相成ります。 同曲の揺らぎの質。見事に整合性のある師モギレフスキーのそれとは似て非なる・・・なんていうんだろう?惹かれるのはソコなのだ、と改めて感じ得る演奏だと思います。"完成された"という観点からは遠く及ばないのだが、テンポも若干ゆるやかなこの調べはどこかの琴線に触れてやみません、この15歳(録音時)から溢れるのはただただ'音楽'であり、故に心を打つのだと思う次第であります。 無論、シューマンのこのメロディ、「タイスの瞑想曲」と共に大好きな曲、演奏です♪ 私事、小学生5/6年の頃、放送部で下校の時間になると女子のアナウンスに合わせこの曲のレコード(45RPMのドーナッツ盤)を掛けました。磨りガラスの放送室に差し込む夕暮れの色の記憶、あれは誰のレコードだったんだろう? https://www.youtube.com/watch?v=F8I1yu8-_vk #諏訪根自子 #NejikoSuwa #トロイメライ #träumerei
SPレコード 日本コロンビア 1938年nine_o_nine
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June Christy:「This Time Of Year」(TOCJ-50054(ST1605))
ジューンさんの'61年のクリスマス(シーズン)・アルバム。 所謂、ジングルベ〜ル♪なクリスマスレコードではありません、スタンダードナンバーも一切歌われていません。 このアルバムの為の書き下ろし…と申しますか、他の作家さんチーム(アーノルド・ミラー/コニー・ピアース夫妻)作のものをこの企画用にジューンさんたってのお願いで全編登用したと言うのが実情の様です。 日本盤のこのCDのライナーノーツにもその辺りの事が書かれております。 4曲目「The Little Star」を録音中、自分の過去の経験が重なって感極まって泣き出してしまい歌い続けられなかった・・・という逸話も。 ヒットや軽快な、有名なクリスマスキャロル、派手さや'いかにも'なバラードはないかわりに、全編滋味溢れしっとりとした印象で、お馴染みピート・ルゴロ アレンジによるオリジナリティ溢れた素晴らしいSTEREO音質の'季節の一枚'に仕上がっていると思います。…まぁ、一年でこの時期(今日は12/14)しか聴く事はありませんが^^; リマスタリングされた国内盤で定価はなんと999円!でした。 個人的にはタイトルナンバー⬇︎と続く効果的なオーケストレーションとグロッケンの音に蕩ける「Seven Shades Of Snow」が好きです♪ https://www.youtube.com/watch?v=kTThMQLUZj0 #JuneChristy #ジューンクリスティ #ThisTimeOfYear
CD EMIミュージック・ジャパン 2012年nine_o_nine
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The Beatles:The Beatles Seventh Christmas Record LYN1970/1971 1969
1969年の7枚目のクリスマスレコード(ソノシート)。LYN1970(A面) LYN1971(B面) 発送用包装がまたいい味出してます。包装の中には厚紙も入っていますが残念ながらジャッケット(リンゴ、いいセンスしてますね?)の中の他の封入物は失われていました。 盤面、Bサイドは印刷ありません。 最後の写真は折角なので自分宛に送って来たかの如く海外からの季刊誌の宛名部分を切って載せてみました^^ 気分・気分です(笑)♪ #ビートルズ #Beatles #Christmas
ソノシート The Official Beatles Fan Club 1969年nine_o_nine
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1957(昭和32)年 6月16日 宇都宮 栃木会館公演 プログラム
昭和32年、栃木県国際文化協会の主催によるリサイタルのプログラムです。 前々年に落成したばかりの宇都宮市の栃木会館にて… グリーク:ソナタ第三番 ハ単調 作品45 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 スヴェンゼン:ロマンス クライスラー:美しきローズマリー チャイコフスキー:アンダンテカンタービレ ファリャ:スペイン舞曲 第一番 イ短調 パガニーニ:無伴奏カプリース 第24番 小品は懐かしいSP盤時代のレパートリーに加え、流麗な「美しきロスマリン」「ロマンス」と堪らないタイトルが並ぶ。きっと当日の観客は酔いしれたに違いない・・・実に羨ましき。 #諏訪根自子 #NejikoSuwa #栃木県国際文化協会 #栃木 #宇都宮
プログラム 栃木県国際文化協会 1957年nine_o_nine
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June Christy:来日公演プログラム
1961年12月の来日公演プログラムです。 この"特別公演"は日劇にて3日間、全7公演が催されました。ステージは3部構成、18(実質17)曲がご披露された模様です。 当時の雑誌にレポートが幾つか掲載されております。大変興味深し・・・直に体験したかった。 プログラムも、後年そして現代のものと比較しても遜色ありません。 #JuneChristy #ジューンクリスティ #来日公演
プログラム 1961年nine_o_nine
