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第二次大戦前、中期

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ドイツオーディオの黎明期から黄金期 1920年代から1940年代半ばまでの音響機器類

ドイツ音響機器の技術発展は映画音響技術と共にある。1926年から27年頃アメリカでトーキー技術が実用化されると、翌28年10月に2大電機コンツェルンであるAEGとSIEMENS UND HALSKEがKLANGFILM有限会社を設立しドイツ映画界もトーキー時代に向かう。30年にはドイツ初のトーキー映画「嘆きの天使」が公開され、いよいよ本格的になってくる。いわゆるワイマール期から第二次大戦終結までがドイツオーディオの黄金期と言える。また、1920年代の終わりには、ドイツ人1,000人のうち63人がラジオ受信機を所有するまでになっていた*。この普及率の高さは後に政治宣伝に利用されることとなる。

ここではKLANGFILM社の劇場用スピーカーシステム、パワーアンプ、 TE KA DE, LORENZ等のパワーアンプ、TELEFUMKENのラジオ用スピーカーを紹介する

*「ヴァイマル共和国」 リタ・タルマン著、長谷川公昭訳 文庫クセジュ 白水社

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