SANSUI AU-607

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#オーディオ
山水電気の歴史の中で、もっとも多くのモデルチェンジを繰り返しながら、終焉まで飾った607シリーズ。その記念すべき第一号であるAU-607。艶消しブラックでシンプルな外見、当時69,800円ながら中身は堅牢でしっかりした作り。
当時の売れっ子評論家、瀬川冬樹氏いわく「プリメインアンプとしては、せめてこのあたりを最低線と考えたい」という本格的プリメインアンプ。

当時の評論を見てもしっとり柔らかい音色、という評価であるが、今聞いても印象は変わらない。
(末代AU-α607MOS LIMITEDとはまるで音が違うんだなぁ)
かといってBA-2000ほど洗練された感じではなく、ポップスなんかを気持ちよく鳴らす活きの良さもある当時のベストセラー機。

特性がよく綺麗で味付けのないデジタル音に慣れていると、ハイ落ち気味ながら聴きづかれしないこのアンプがとても魅力的に思えてくる。
なんといっても音楽を楽しく聴かせてくれる、という点で素晴らしい名機。

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