【乗車券(ZUG um ZUG)】

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MUUSEO館長の皆様にも、列車・電車・貨車等々鉄道コレクターの方々も多いかと思いますが、ボードゲームのジャンルにも鉄道モノは多く、中でも傑作のひとつと言える【乗車券】(【チケットトゥライド】のタイトルでも流通しています)のご紹介です。

大きな6つ折りボードには、アラスカ州を除く北アメリカが広がっています。
各州の主要都市が幾つかの路線でつながっていますが、プレイヤーはこの路線に鉄道コマを配置していき、都市間を結ぶことで勝利点を獲得していくことが主目的となります。

各プレイヤーは、赤・青・緑・黒・黄・赤から自分の色を決め、鉄道コマ一式と得点マーカーを持ちます。
ボードの周囲が得点トラックとなっているので、得点マーカーは0のマスに配置します。
そして「目的地カード」を十分にシャッフルし、3枚ずつ配ります。この目的地カードには、路線で結ぶべき都市と都市が示されており、路線が完成した場合に獲得できる勝利点も記されています。最初の目的地カードは、配られた3枚から最低でも2枚を手元に残さねばなりません。3枚すべてを残しても構いませんが、ゲーム終了時に路線を完成できなかった目的地カードは、その勝利点がマイナスとなるので注意が必要です。
当然、遠距離間の都市を結ぶカードが得点が高くなっていますが、その分だけ、他のプレイヤーに路線を遮られて完成できないリスクも高まることになります。

路線をつなぐのに使用する「路線カード」には、ボード上の路線に応じた赤・青・緑・黒・黄・橙・紫・白の8色の他、どの色としても使えるレインボーの9種が含まれています。路線カードを十分にシャッフルし、各プレイヤーに5枚ずつ配った後、場に表向きに5枚を公開し残りは山札として伏せて置き、ゲーム開始です。

最も旅慣れたプレイヤーがスタートプレイヤーとなります(笑
手番では、各プレイヤーは「路線カードを引く」「路線カードを使用して鉄道コマを配置する」「目的地カードを引く」の、3つのアクションからひとつを選んで実行します。

「路線カードを引く」場合、公開されているカードからでも山札からでも2枚引くことができますが、公開されているカードからレインボーカードを引いた場合は1枚しか引けません。
「路線カードを使用して鉄道コマを配置する」場合、2都市間の路線で示されたのと同色の路線カードを、その枚数分だけ使用せねばなりません。ボード上でグレーで示された路線は、任意の色のカードを使うことができます。この時、配置した鉄道コマの数によっても勝利点が得られます。
2コマ配置で2勝利点から、6コマ配置で15勝利点までの幅があり、当然多くのコマ配置を狙いたくなりますが、その分だけ路線カードをそろえねばなりませんので、ここでも他プレイヤーに先を越されるリスクが出てきます。
「目的地カードを引く」場合は、2枚を引いて最低1枚を手元に残すことになります。状況によっては、すでに結んでいる都市間のカードを引く場合もあれば、全然自分の路線が無い目的地を引いてしまうこともあり得ます。これは状況と得点に応じた慎重さが必要でしょう。

このように手番を繰り返して路線を充実させていき、いずれかのプレイヤーの鉄道コマがなくなったラウンドを最後まで行ってゲーム終了。
手元の目的地カードを公開し、全員で路線が完成しているかを確認しながら、勝利点を獲得していきます。
完成できなかった目的地カードは、その勝利点分をマイナスします。
最後に、ボーナスとなる「最長路線カード」の獲得者を決めます。これは、自分の鉄道コマが一筆書きの要領で最も数多く配置されているプレイヤーが手にします。

最終的に最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
5枚目の写真がゲーム終了直後の状況ですが、何もなかったボード上に、カラフルな鉄道コマがどんどん配置され、そして目的地をつなげることができた時には、何とも嬉しくなってしまいます。
5人までプレイすることができ、目的もはっきりしておりシステムも複雑ではないので、家族でじゅうぶんに楽しめる秀作です。

2004年のドイツ年間ゲーム大賞受賞も納得の好ゲームです。
館主が持っているのはドイツ語版ですが、ほんの一時、バンダイから日本語版が発売された時期もありました。
現在でも、アメリカの他ヨーロッパなどに舞台を移した版が、ホビージャパンから発売されています。

#ボードゲーム
#鉄道モノ

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