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【ラヴクラフト全集I】
修道院の地下に隠されていた呪うべき屠殺場、下から上へと掘りあげられた壁の中の小路、すべての謎をむすぶ邪神の秘儀を描く初期最高傑作「壁のなかの鼠」。それに続く「忌まれた家」。ラヴクラフトの半生を偲ばせる名編「ピックマンのモデル」。作者自身もっとも満足のいく短編としている「異次元の色彩」。ク・リトル・リトル神話中の異色の神性「ナイアルラトホテップ」他、全13編。
夢のおかげで、わたしはなぜラヴクラフトが昨今の若者たちにあれほど影響を及ぼしているかを理解することができた。なぜならラヴクラフトは、実に今も生きていて、墓石のうしろから糸を操っていたのだ――数夜にわたって夜な夜な墓地を徘徊し、“H・P・ラヴクラフト”と刻まれた古い墓石のそばで奇怪な人影を見るという夢を見たフィリップ・ヘレラが1973年6月11日号の「タイム」誌に寄せた書評。
【収録作品】
・錬金術師
・ポラリス
・潜み棲む恐怖
・壁のなかの鼠
・忌まれた家
・ピックマンのモデル
・異次元の色彩
・ナイアルラトホテップ
・闇に這う者
・ランドルフ・カーターの弁明
・銀の鍵
・銀の鍵の門を超えて
・怪奇小説のコペルニクス(フリッツ・ライバー・Jr)
・わが幼年期を語る(ラヴクラフト)
・文化現象としてのラヴクラフト(荒俣宏)
・作品解題
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本邦初となるラヴクラフトの傑作集【暗黒の秘儀】を刊行した創土社が、1975年に編訳者に荒俣宏を据えて刊行に乗り出した【ラヴクラフト全集】の第1回配本のI巻です。
残念ながら初版ではなく第二版ですが、箱・帯付きの状態の良いものを入手することができました。
博物学の怪人、荒俣宏氏の訳文は比較的読みやすい文章だと思います。
収録作品も、甲乙つけがたい傑作が選ばれていますし、フリッツ・ライバー・Jrによる評論『怪奇小説のコペルニクス』も、ラヴクラフティアンならば必読の一文といえるでしょう。
本全集は、残念ながら第2回配本のIV巻で刊行が中断してしまいましたが、この2冊の収録作は改めて再編集されて、角川ホラー文庫の一冊【ラヴクラフト恐怖の宇宙史】としても刊行されました。
https://muuseo.com/sarura_004/items/205
https://muuseo.com/sarura_004/items/206
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T. S
2021/12/6 - 編集済みまた「内緒」だ(笑)↑
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さるら。
2021/12/6ナイショでーす😅
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