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近鉄5800系電車“L/Cカー”
片側4扉の通勤用車両において、進行方向並びにそれに対する垂直方向の双方で着席が可能な2人掛け座席「デュアルシート」を各扉間に3脚ずつ設置し(車端部にはデュアルシートと同形状のロングシートを設置)、クロスシート車両並びにロングシート車両のいずれとしても供用可能な車両「L/Cカー」として、1997(平成9)年に登場した。 車体の基本構造や走行機器類は、当時増備中であった片側4扉でロングシートを備える通勤用車両と共通化させ、製作並びに保守面での合理的な取扱いに配慮したものとなっている。 また、車体外部塗色も従来どおりとして、他の通勤車両との併結時にも違和感を生じさせないものとされたが、L/Cカーであることを示すシンボルマークが先頭車両前面の運転席側窓下と各車両側面のデュアルシート設置部窓下に貼付され、外観上のポイントとなった。 本形式は奈良線と大阪線、名古屋線に投入され、いずれも各線の快速急行・急行列車を中心に使用されている。 このうち、奈良線用の車両は阪神なんば線との直通運転開始に合わせ、阪神線内を走行可能とする諸改造が施された。 また、大阪線・名古屋線向けの車両では、大阪・名古屋と伊勢間の運行に適するよう、編成中にトイレが1箇所設置されている。 #近鉄5800系 #L/Cカー #近畿日本鉄道
鉄道模型 GREENMAX 6両Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.628
1996年10月臨時増刊号 #新車年鑑 1996年版 表紙写真 [①][ ② ] [③] [ ④ ][⑤] ①阪神5500系電車 ②JR東日本キハ110系300番代気動車 ③JR東海373系電車 ④小田急30000形電車 ⑤JR貨物EF210形電気機関車 1995(平成7)年4月1日より1996(平成8)年3月31日までの1年間に竣功した新形式車両、改造車両等を総轄した1冊。今号では鉄道事業者の車両以外に実験車両の2車種が掲載されることとなった。 《掲載された車両》 〔JR〕 =JR北海道= * #キハ283系 * #キハ183系 キハ183形“ちゃいるどさろん” * #キハ40系 キハ40形300番代・400番代 =JR東日本= * #新幹線E2系 * #新幹線400系 429形 * #485系 3000番代 * #E351系 増備車(2次車) 1000番代 * #185系 200番代 リニューアル車 * #E217系 増備車 * #209系 サハ208形(6扉車) 3000番代 * #キハ110系 300番代 * #浪漫 (お座敷客車) * #スヤ50形 =JR東海= * #373系 * #オハフ17形 10番代 =JR西日本= * #新幹線500系 * #新幹線0系 37形7700番代“ファミリーひかり” * #281系 増備車 * #183系 山陰線特急用リニューアル車 * #223系 1000番代 クモハ223形100番代 * #103系 体質改善工事車両(試作車) =JR四国= * #6000系電車 * #7000系電車 制御装置改造車 =JR九州= * #783系 リニューアル車 =JR貨物= * #EF210形 * #コキ104形 10000番代 * #19C形コンテナ ・ #19D形コンテナ 〔民鉄〕 #札幌市交通局 5000形(南北線用) #茨城交通 キハ3710形 #東葉高速鉄道 1000形 #京成電鉄 3500形(更新車) #東武鉄道 9050系 #京王帝都電鉄 1000系/3000系(リニューアル車) #小田急電鉄 30000形/7000形(リニューアル車) #京浜急行電鉄 600系(4次車) #帝都高速度交通営団 9000系(増備車) #東京臨海新交通 7000系 #東京臨海高速鉄道 70-000形 #天竜浜名湖鉄道 TH3000形 #信楽高原鐵道 SKR300形 #北近畿タンゴ鉄道 KTR8000形「タンゴ・ディスカバリー」 #阪急電鉄 8200系 #近畿日本鉄道 16400系/2610系(「L/Cカー」改造車) #京阪電気鉄道 3000系3800形(ダブルデッカー) #阪神電気鉄道 5500系/9000系 #山梨リニア実験線 MLX01形 #HSST実験線 HSST-100L形 #鉄道ピクトリアル
書籍 1996年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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阪神5500系電車
今後の阪神車両の標準となるべく、コストの抑制と保守性の向上を図りつつ、走行機器類から車体外観、接客設備面に至るまで改良が加えられた普通用車両で、1995(平成7)年に登場した。 車体外部塗色の変更が外観上の最大の特徴となり、普通用車両における青色のツートーンカラーを継承しているものの、上部に水色(アレグロブルー)、下部に淡灰色(シルキーグレイ)という新たな配色を採用して、単なる新形式車両としてのアピールにとどまらず、阪神・淡路大震災からの本格的な復旧を訴えかけるものとした。 外部塗色以外にも、8000系電車を基本とした車体には前面窓周りや灯具設置部分の平滑化や床面高さの低下といった改良が加えられ、保守性向上の見地からステンレス製屋根板や固定式側窓(開閉可能な側窓も残存)の採用もなされた。 また、床面高さの低下と合わせて、客室内には非常通話装置やマップ式車内案内表示装置、扉開閉予告ブザーの設置等、接遇面での設備の充実が図られている。 搭載機器類の面ではやはり保守性・経済性向上の観点から、阪神では初となるVVVFインバータ制御方式・誘導電動機が採用されている。 そして、従来の普通用車両に比べて加速度・減速度の値を抑える一方、中高速度域での加速性能向上と加速度変化率(ジャーク)の調整によって、普通列車における運転時分の維持と乗り心地の改善を果たすものとなった。 2017(平成29)年にはバリアフリー設備の拡充を軸としたリニューアル工事を実施した“リノベーション車両”が、2020(令和2)年には2両編成化や野球に因んだ内外装への変更を施して武庫川線用とした車両がそれぞれ登場している。 #阪神5500系 #阪神電気鉄道
鉄道模型 GREENMAX 4両Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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大阪市交50系電車
2両の電動車を1組として構成する方式(局内では「ユニットカー」と呼称)を市営地下鉄で初めて導入した車両で、1960(昭和35)年に登場した。 1200形電車の増備車両をもとにして、走行に必要な機器類を電動車2両に分散して搭載することにより、車両の軽量化と保守の合理化を目指した設計となっている。 車体もやはり1200形の増備車両を基本としており、アイボリー(車体上部)とオレンジ(車体下部)のツートーンカラーの外部塗色を踏襲したが、戸袋窓の小型化やウインドーシル(窓下に設ける補強材)の廃止によって、より近代的な外観となった。 増備段階においては、機器面では台車や空気圧縮機、車体関係では床構造や一部の窓の形態等で改良が実施されたほか、ATC(自動列車制御)装置や車内信号機(千日前線で使用する車両のみ)の設置や、保守作業合理化のための室内灯数削減といった改造が重ねられた。 1975(昭和50)年以降は、車体外部塗色が淡緑色(アッシュグリーン)をベースに、各路線のラインカラーを前面貫通扉と側面ドア間の窓下に配するデザインへと変更されたのをはじめ、単独走行が可能だった800形(元6000形)・900形(元6100形)・200形(元1200形)の各電車の編入とこれに関連する改造も1978(昭和53)年以降に行われている。 本形式は、1000形電車以来進められてきた車両の近代化・合理化を結実させた車両として、そして、以後の形式に発展していく礎を築いた車両として、画期的な存在であったと言えよう。 #大阪市営地下鉄50系 #大阪市営地下鉄 #大阪市交通局
鉄道模型 TOMYTEC 10両Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.620
1996年4月臨時増刊号 〈特集〉関東地方のローカル私鉄 表紙「小湊鉄道キハ200形」 「現有私鉄概説」に掲載された事業者 #日立電鉄 #茨城交通 #鹿島臨海鉄道 #鹿島鉄道 #関東鉄道 #総武流山電鉄 #銚子電気鉄道 #小湊鉄道 #いすみ鉄道 #真岡鐵道 #野岩鉄道 #わたらせ渓谷鐵道 #上毛電気鉄道 #上信電鉄 #秩父鉄道 #江ノ島電鉄 #箱根登山鉄道 #伊豆箱根鉄道 (大雄山線) #鉄道ピクトリアル
書籍 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.434
1984年7月号 〈特集〉私鉄の電気機関車 表紙「西武鉄道E52・E853」 国鉄での59-2(1984年2月)ダイヤ改正における貨物輸送体系の大幅な変更が、私鉄においても大きな影響を及ぼし始めていた頃。 #鉄道ピクトリアル
書籍 1984年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.418
1983年6月臨時増刊号 〈特集〉関東地方のローカル私鉄 表紙「ワンマン列車が走る里」 「現況」に掲載された事業者 #日立電鉄 #茨城交通 #鹿島鉄道 #筑波鉄道 #関東鉄道 #銚子電気鉄道 #小湊鉄道 #総武流山電鉄 #上毛電気鉄道 #上信電鉄 #秩父鉄道 #江ノ島電鉄 #鉄道ピクトリアル
書籍 1983年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.661
1998年11月号 〈特集〉 #秩父鉄道 表紙「デキ500形が牽引する鉱石列車」 SL牽引列車“パレオエクスプレス”が運転開始から10年を経過した頃。 #鉄道ピクトリアル
書籍 1998年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.704
2001年7月臨時増刊号 〈特集〉 #東京都営地下鉄 表紙「大江戸線の12-000形」 三田線の目黒延伸と東急目黒線との直通運転開始や、大江戸線の全線開業から間もない頃。 #東京都交通局 #鉄道ピクトリアル
書籍 2001年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.489
1987年12月臨時増刊号 〈特集〉 #帝都高速度交通営団 表紙「渋谷駅と銀座線01系」 有楽町線の和光市~営団成増間が開業して東武東上線との直通運転が開始された他、東西線への8000系電車の暫定投入が話題となっていた頃。 #営団地下鉄 #鉄道ピクトリアル
書籍 1987年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.647
1997年12月臨時増刊号 〈特集〉 #東武鉄道 表紙「民鉄最長規模の複々線を行く新鋭30000系」 高架複々線化工事の結果、北千住~越谷間が複々線となり、北千住駅改良工事の完成と共に、伊勢崎線の輸送環境が大きく改善された頃。 #鉄道ピクトリアル
書籍 1997年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.799
2008年1月臨時増刊号 〈特集〉 #東武鉄道 表紙「100系“スペーシア”とJR東日本485系」 伊勢崎線と地下鉄半蔵門線との直通運転に加え、JR東日本との特急列車直通運転も開始され、新たな輸送体系が確立された頃。 #鉄道ピクトリアル
書籍 2008年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.614
1995年12月号 〈特集〉 #東京都電 表紙「都電荒川線を走る8500形」 新たな都電の車両の姿を求めて登場した8500形電車が僅かずつながらも増備されていた頃。 #東京都交通局 #鉄道ピクトリアル
書籍 1995年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.608
1995年7月臨時増刊号 〈特集〉 #帝都高速度交通営団 表紙「有楽町線の07系」 銀座線・日比谷線に加えて丸ノ内線の本線(池袋~荻窪)もいわゆる0系シリーズの車両で統一され、南北線の四ッ谷~駒込間の開業が間近となった頃。 #営団地下鉄 #鉄道ピクトリアル
書籍 1995年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
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鉄道ピクトリアル No.759
2005年3月臨時増刊号 〈特集〉 #東京地下鉄 表紙「半蔵門線8000系と08系」 営団地下鉄から民営化され、「ハートのM」マークも東京の景色に溶け込むようになって1年が経過しようという頃。 #東京メトロ #鉄道ピクトリアル
書籍 2005年 鉄道図書刊行会Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
