買いたい新書(ターヘルアナトミア)~ドーバー解剖

初版 2022/06/28 22:27

改訂 2023/01/15 20:03

おじさんたちがダジャレを言うのは、脳科学的には「前頭葉がそれを言うのを我慢できなくなる老化現象」だということです。「オヤジはそれを我慢できない」ってやつです。

さて、旧グリーンのノルヴィージャン・シューズには、ダーウィンの進化論のような「形態の変遷」というものがあって、最終的にドーバーという靴になったようです。

下の写真の中央がドーバー、右が444、左が773という60年代から存在した靴で、当時ペットネームはありませんでした。773はモカ縫いがライトアングル、つま先のスキンステッチはドーバーと同じです。444はUモカは二連のミシンステッチのみ、つま先の縫い合わせもありません。3つの中では一番洗練されていない感じがします。フルスティック氏は773のトゥの仕様は生かしつつ、より軽快な印象を持たせるためにこのドーバーという靴をデザインしたのだと思います。

上の三足は比較しやすいことに、いずれもセミスクエアの33ラストです。

444のモカ部分の二連のミシンステッチです。これも縁ぎりぎりを縫っており、技術的にはかなり高度なものだと思われます。

左は773、右はドーバーです。

横から見るとカッティングが違っています。ドーバーの方がシンプルなスタイルです。

爪先のスキンステッチは左の773の方が長目です。コバは断然773の方が張っています。

右がドーバー、左が773ですが、ヒール部分のカッティングは三足とも同じです。最終的に「ドーバーのスタイルが一番洗練されたもの」だとフルスティック氏が考えてドーバーが生き残ったのでしょう。

最後に古いポスター風にコラージュしてみました

皆さんはどの靴が一番お好きですか?

#エドワードグリーン

#入手

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    fanta

    2022/09/25 - 編集済み

    おじさんたちがダジャレをいう理由、、
    私もそう聞いたことあります。面白いですねぇ😆

    もともとネタの多い人が、より言いやすくなってしまうのか…
    ネタに乏しい人は言わないのか、、笑)
    なぜダジャレに冴えわたるのか、知りたいところですね😂

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      グリーン参る

      2022/10/04

      fantaさん、
      お返事が遅くなって申し訳ありません。昔は「ダジャレなんて言うの、どうかしてるね」みたいな感覚だったのですが、今は家族にも馬鹿にされるくらい、ダジャレを連発する始末です。前頭葉の老化に違いありませんね(笑)。
      fantaさんがご存知の何か良い脳トレがあればお教え頂ければ幸いです。

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    mat2193

    2022/10/04 - 編集済み

    どの靴も良さがありますがドーバーが腑に落ちる感じがします。ロブのシャンボールもどこか違うという印刷を持ちます。さすがのフルスティック氏というところなのでしょうね!

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      グリーン参る

      2022/10/27 - 編集済み

      お返事遅くなって申し訳ありません。
      確かにドーバーのスタイルが一番洗練されていると思います。ただ、いきなりドーバの姿が出来上がってきた訳ではなく、「古い靴の意匠がベースにあってそれが進化してきた」ということが分かってきた次第です。

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      mat2193

      2022/10/27

      まさしく先人がブラッシュアップし続けたのでしょうね。そしてそれぞれの良さを愛でれるよう研鑽していきたいものです!

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