「はんたいのさんせいなのだ(byバカボンのパパ)」 ハンガリー国会議事堂

初版 2022/07/09 21:22

改訂 2022/11/13 10:46

ウィーンを訪れた後、ブダペストに向かいました。列車で2時間40分、北海道なら特急で札幌から八雲くらいの時間です。

オーストリア国鉄のレイルジェットはこんな感じの赤い車両です。二等席でしたが、列車は快適なシートで圧迫感なく十分な余裕がありました。列車内はWi-Fiも完備され快適でした。車内でオーストリアのご夫婦とビールを飲みながら談笑しているうちに、あっという間にブダペスト到着です。

ブダペスト東駅の駅舎です。国境をまたぐほとんどの列車はこの駅で発着します。ウィーン中央駅はモダンな建物ですが、ブダペスト駅は古い東欧の雰囲気が強く残っています。

ブダペスト東駅構内です。ブダペストには西駅もあるのですが、こちらはチェコ、ウクライナなどの国からの発着列車用になります。東駅ホール内には美しい壁画が描かれていました。

ステンドグラスなどもあり、赤大理石の柱とよくマッチしています。

この後タクシーでドナウ川沿いのホテルに向かいました。

部屋に入りひと休みした後、屋上のクラブルームでお茶を頂きます。テラスから王宮とマーチャーシュ教会の塔が見えます。眼の前のドナウ川は川幅200メートル以上あり、とても大きな川であることが実感できます。流域面積日本第二位の石狩川も太刀打ちできません(当たり前か)。

国会議事堂へ

午後、国会議事堂見学の予約を入れていたので議事堂に向かいます。国会議事堂内部は見学ツアー(残念ながら日本語のツアーはありませんでした)の予約をしないと入れません。当日行っても内部は見学はほとんどできないそうです。

実は私は日本の国会議事堂をまだ見たことがなく、自国の国会議事堂を見る前に他国の議事堂を見る事になったことを恥ずかしく思う気持ちもありました。

ハンガリーの国会議事堂です。中央塔の高さは96メートル、幅270メートルの堂々たる建物です。建設には1885年から19年掛かりました。4000万個のレンガ、50万の宝石と40kgの金が使われたと言われています。

ツアーが始まって初めに案内されるのが議事堂の大階段ホールです。政治の場とは思えない、まるで宮殿のような豪華さですね(ほとんどの宮殿より立派です)。この階段は館内のハイライトのひとつです。

大階段ホールの壮麗なフレスコ画の天井です。天井の金模様は何となく明治工芸を思わせる雰囲気。

フレスコ画をアップでみるとこんな感じの神話風の絵ですね。

会議場の中です。黄金のホールとよぶに相応しい輝きです。天井の高さも凄いです。

ここで行われる国会というものがどうにもイメージできません。

上院議会のロビー(The Upper House Lobby)です。両側には聖人の像などもありますが、やはり驚くべき豪華さでした。

上院議会のロビーの天井画です。こちらもフレスコ画です。

ステンドグラスは古典的というより「アーツ&クラフツ」を思わせるものです。

ウィリアム・モリスがデザインしそうな柄ですね。

廊下の天井も金で装飾されており、まさに贅を尽くした建築と言えます。

ホールのシャンデリアは豪華ではありませんが、センスが良いです。

ドーム下に置かれているイシュトバーンの王冠が遠くに見えます。重剣を持った衛兵が二人、とても怖い表情で王冠の警護をしています。この王冠はハンガリーの最も大切な宝で、24時間警護の兵隊が交代で休みなくこの王冠を守っています。

この至宝を美術館や博物館でなく、国会議事堂においている意味を考えさせられました。

ハンガリーという国が、国政の論議の場である議事堂を国を挙げて大切にしていることがうかがえる本当に素晴らしい建物でありました。「世界一美しい国会議事堂」と言われていることに全く異論の余地はありません。

#思い出

#参考

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    f31l700smgl

    2022/07/09 - 編集済み

    金ピカで、ステンドグラスもあって、まるで教会のようなお洒落な国会議事堂ですね。
    ブタペストは、ルーマニアかと思ってましたが、ハンガリーだったんですね。
    ルーマニアは、ブカレストですね。
    名前が似てました(笑)。

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      グリーン参る

      2022/07/09

      f31l700smglさん、
      金ピカ、まさにおっしゃるとおりです。何故、ハンガリーがこれほどまでお金を使って議事堂を立てたのか私にも分かりません。バイエルンのようにノイシュバンシュタイン城を作って国が衰退した例もあるので、「こんなに散財して大丈夫なのか?」とは思わなかったんでしょうかね。私は行ったことがありませんが、ルーマニアの国会議事堂も大変素晴らしい建物のようです。

      それにしてもブカレスト、ブダペスト、とっても紛らわしいですね。尚、私の友人は何度訂正されても「イノシュバインシュタイン城」と言っていました。

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