1930-1940年代製作 マクラーレン ビスポークセミブローグ

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1930-1940年代製作と思われるARTHUR D. MACLAREN製作のビスポークセミブローグです。昨年夏にイーベイで4000円で買いました。製作から80年前後は経過しているため、アッパーはカサカサに乾燥し切っていてあちこちヒビ割れしています。サフィールのレザーバームで汚れ落としをし、その後ディアマントで油分を補給しました。手入れをするとカーフはしっとり感を取り戻し、手触りも滑らかになります。
トゥ部分には色むらがありますが、渋い色合いのダークオークです。画像4の上から見たシェイプが本当にきれいで、現代の靴ではなかなか見られない美しいプロポーションです。スマートなラウンドトゥで、アイレット横のパンチングも大変小さく繊細です。アイレットの左右の間隔は狭いのですが、カンヌキの幅は広めです。ミシンステッチも大変に細かいです。ライニング前方は布製になっています(画像7)。ヒールの化粧釘も細かく打たれています(画像8)。
このマクラーレンという工房に関しては調べてもほとんどなにも分からないのですが、1970年頃までピカデリーにあったようで、グリーンにも別注を掛けていました。

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    グリーン参る

    2025/03/13

    これが70年頃にグリーンに別注を掛けたマクラーレンネームの靴です。

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    グリーン参る

    2025/03/13

    これがマクラーレン別注グリーンのインソック。カッコいいです。

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    グリーン参る

    2025/03/14

    やはりアイレット横のパンチングが大変小さく、マクラーレンの注文仕様だということが分かります。

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