shirotanino Museum

両切タバコのパッケージを紹介します。

フィルター付タバコのパッケージを紹介します。

口付タバコとは、吸口にあたる部分へ「口紙」という円筒形のボール紙を差しこんだ紙巻たばこのことです。主に北欧・ロシア方面で発達しました。両切のように葉が直接触れることがないので、煙管を使用していた日本人には受け入れられやすかったのでしょう。専売局発足時、本居宣長の和歌から名前をとって4種類のタバコが発売され、以降、「口付は和風柄・両切は欧風柄」という傾向にありました。口付タバコは、明治大正と第二次世界大戦を生き延びた「朝日」が1976年に廃止されてのち、日本では製造されていません。

パイプタバコのパッケージを紹介します。現在ＪＴではパイプタバコを自社製造しておらず、関連会社である「日本たばこアイメックス」が輸入・販売しているにとどまっています。

刻みタバコのパッケージは専売局発足以前の形態を踏襲し、容量を40匁(150g)・20匁(75g)・5匁(18.75g)の3種としました。のちに20匁を廃して10匁(37.5g)を追加し、メートル法施行以後は150g・30g・15gの3種となりました。名称は季節の花卉草木から選び、季節を追うごとに価格が安くなりました。

葉巻は、タバコとしては最も原始的な形態をもつものです。全ての工程に人の手が必要と言うことで高級品となり現在に至ります。高級品と言うことで、ドラマや小説などでは上流階級を端的に示す小道具として長く扱われて来ました。パイプタバコと同様、ＪＴでは葉巻タバコを自社製造しておらず、関連会社である「日本たばこアイメックス」が輸入・販売しているにとどまっています。

輸出用ならびに小容量の配布用などのタバコパッケージは、発売時期や輸出先での販売価格などのデータに不明な部分が多いので、単純に画像をあげるにとどめる場合が多くなります。

なんとなく特別です。本来はこちらへ分類するべきものもあろうかとは思いますが、このあたりは成り行きで失礼いたします。

展示品数やご来館者数がキリ番を迎えた際、横道に逸れた展示をしたいと思います。御高覧下さい<(_ _)>