コハク(50本入)

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昭和恐慌後の銘柄整理で、オリエント葉(トルコ葉)使用の各銘柄については、「オリエント・アルマ・ナイル」以上の3種が整理され、「コハク」1種に集約されました。

「コハク」は巻口に金口が用意されるなど、「アルマ」の後継品と位置づけられた側面もあり、「アルマ」同様に50本入りの卓上用が用意されました。ただし、50本入りについては巻口はプレーンのみの発売でした。

オーバル(楕円)巻という銘柄の特殊性もあり、平置型のブリキ缶包装でしたが、後代の「ピース(旧)50本入」に比べて缶そのものに高さがあり、缶内部への収納方法にも高級品としての配慮があったものと想像されます。

1931(S6)年1月22日~ 2円にて発売開始【画像1-3】
1933(S8) 年中 ☆意匠一部改正(作成者:田中冨吉)【画像4-6】
1936(S11)年11月11日~ 2円50銭へ価格改定
1938(S13).1月31日~  3円へ価格改定
1939(S14)年11月16日~ 3円50銭へ価格改定
1940(S15)年7月7日~ ☆7.7禁令により発売中止
1940(S15)年9月    ☆7.7禁令により発売禁止

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