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アントヒル クロムパイロープ
世界各地で産するパイロープの中には一風替わった存在があります。
アントヒル・ガーネットと呼ばれるのは、Ant Hill(蟻塚)の名の示すように、これは蟻が掘り出したパイロープです。蟻塚作りの際に地中でぶつかった邪魔者のガーネットを蟻が捨てたものを,人間がありがたくいただくという、”人も歩けば宝石に当る”を地で行くお話しです。
もちろん蟻が運ぶくらいですからごく小さく、大きくてもせいぜい0.2カラット程度です。
宝石の本等に,パイロープの産地としてアメリカのアリゾナ州等が挙げられているのは、この蟻塚ガーネットのことです。
このクロムパイロープを手に入れてから結構経ちますが、先日のミネラルショーの海外の方のブースで虹針クロムパイロープと書かれているルースを見つけて、もしかしてこのルースにも虹針があるのでは?と見直してみたら!ありました!
同じアントヒルパイロープでもレインボーニードルありのものと無しのものがあるそうです。ちょっと得した気分です。
