ジャイロライト/アポフィライト

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ジャイロライトはガイロル石(ギロル石)ともいい、その名はギリシャ語の「回転、丸いもの」を意味するGurosに由来するとされています。
名前の通り球体になることが多く、結晶は白色ないし灰色ですが球の表面は緑色になるものもあります。
この球体は薄板状の結晶が集合したものです。
ムンバイ周辺のマラド-クラール・コンプレックスではごくありふれた鉱物で、プーナやナシクなどデカン高原の他の産地からも見つかっているそう。
普通は白色で、鉄分やマンガン成分の混入が増すと緑色~暗(茶)緑色に色づくそうで、産状としてはぶどう石やオーケン石、まれに魚眼石を伴うが、Laumontite(濁沸石)以外の沸石類と共産する例はいまだ知られていないとか。
透明度の高い魚眼石の結晶も美しいが、
ジャイロライトがほんのり蛍光するところも良き。

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