Laboratrio(ラボラトリオ)とは?

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高校卒業後、古着屋でのアルバイトを経てモード学園に入学、4年間のカリキュラムを修了。卒業後は依頼を請けて服を作る。

リングヂャケットのファクトリーで3年強勤め、襟周り、肩の地縫い及びしつけを担当。心斎橋リフォームに入社後、工場を取りまとめる重要なポジションに就き、計9年間勤める。

2016年大阪、北浜の國登録有形文化財である船場ビルディングに、お直し(オルタレーション)専門店Laboratorioを構える。屋号は、お直しを始めた当初からの、様々な依頼に応じて実験のように試行錯誤を重ねてきた経験と、常により良い方法を探求する姿勢を反映している。イタリア語的な表記には、イタリアの手仕事の文化への尊敬と憧憬が込めてられている。

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インタビュー第5弾は、Sartoria Raffaniello(サルトリア・ラファニエッロ)代表、テーラーの東徳行(ひがし のりゆき)さんを訪ねました。
ストラスブルゴの専属テーラーとして、その名を知る読者も多いと思います。是非彼に誂えてもらいたいというファンを世界中に持つ、人気の職人です。
そんな氏が遂に独立し、先月10月、大阪・北浜の船場ビルディングにビスポークテーラーをオープンされました。
今回のインタビューでは、ストラスブルゴで展開していたレーベル「Sarto Domenica(サルト・ドメニカ)」ではなく、ラファニエッロを屋号にした背景や、職人同士の横の繋がりに触れながらも、人となりを中心にお話を伺いました。
芸術大学を卒業し、リングヂャケットに7年間勤め、本場ナポリでの修行を経て、ストラスブルゴの専属テーラー、そして独立へ。いかにも順風満帆に見える、その裏側にもフォーカスし、センスの根源を探っていきたいと思います。私自身の経験や思いと重なり、話に耳を傾けながら涙腺が緩むのは、初めてのことでした。

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スーツ・ジャケットをオーダーする前に知っておきたいあれこれ。連載 服を仕立てる前に知りたい「生地」のことでは、服地一つ一つの起源や特徴、お手入れ方法などを詳しくお届けします。

今回は、「フランネル」について。

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服飾ジャーナリスト倉野さんも「服作りの真摯な態度には頭が下がる」というほど尊敬しているテーラーが、今回の取材先であるDittos(ディトーズ)の水落卓宏さん。

お話を伺うこちらも背筋を正したくなるほど一つ一つ丁寧に、そして論理的に服作りにおいての大切なポイントを解説してくださいました。オーダー通をも唸らせる、水落さんの細部にまで至るこだわりを探ってきました。