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チロヌップの森 The Fox forest
ジオラマ教室用習作 HOスケール ジオラマ教室用ネタです。 シラカバの表現は珍しいので受講者さんの頭の引き出しを増やしていただくべく作成しました。 手前には根から倒れた倒木も再現しています。キツネは市販のものをそのまま使用しました。
ジオラマすこっつぐれい
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サントリープレミアムモルツ<2016年秋の味>
友人情景師アラーキーさんプロデュース、作成すこっつと言うコラボ作品です。 サントリーモルツ四季シリーズのフェイスブック告知用ジオラマとして作成しました。 「缶のレーベルを借景とした京都の秋の雰囲気を作る」というかなり実験的でユニークなジオラマですが、大半の構成をアラーキーさんが発案、すこっつはそれをトレースするだけのユニークながらあまり大きな心の負担はない制作でした。 写真だけを提供するため一方向からのみ見る前提ですので、奥側は1/150手前は1/80スケールでのかなり強引な遠近法を使い奥行きを演出しました。 やっているうちに楽しくなり、「ひょっとすると評判になってほかの角度からの撮影もあるかも?」と思い、ほとんど暴走気味に全ての塀の裏には日本庭園を、川の中にはコイまで泳がせました。 また、缶を外して三重の塔に挿げ替えるギミックまで作ってしまったのですが、結果的には撮影はありませんでた(笑) ストレスフリーで楽しく作り、三万七千以上のイイネをいただき、しかも最終的には「2016年 プレモルFacebook大賞」を頂戴しました♪ まあ、名誉だけですけどネ(笑) まだ、原本が残っていますので、お暇な方はご覧くださいませ。 https://www.facebook.com/ThePremium.jp/posts/1245111398907672 2016年作
ジオラマすこっつぐれい
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残照・平野町大字白川十一番地 Somewhere Sometime
静かに朽ちていくオート三輪と小屋、どこにでもあるありきたりの風景を、自分なりに緻密に表現してみました。 主人公の自動車はストレート組みしたものにさびの表現を加えました。 さびの表現は、戦車模型などでよく行われるありきたりの方法に、自分なりのアレンジを加えた物です。 それだけでは単調なので、猫の足跡、窓の落書き、鳥のフンなどを水性アクリル絵の具で再現しています。 昭和生まれの方が見ると懐かしい小屋は、壁を経木、柱はプラ棒、屋根は鉛の板で作成、塗装の大半はファレフォカラー、セラムコート等の水性アクリルの筆塗りです。 辺り一面にある小物たちは、キットの物と自作の物が混在しています。 ホーローの看板、古新聞は実物を撮影したものをパソコンで縮尺、印刷した後、それらしく古色を付けました。 便器は大小とも木工エポキシパテにて自作、スチレンボードボードで作った基礎に埋め込み、リキテックスのモデリングペーストで質感を再現、水性アクリル塗料で筆塗りしています。 すべての小物たちは、見る方が「にんまり」できることを意識して、細かく徹底的に作り込んでいます。 作成の元となった具体的なモチーフは存在していませんが、強いて言えば、ディオラマ作家の芳賀一洋氏の一連の作品をオマージュしたといえるかもしれません。 脳内にある昭和生まれにとっての原風景の様な物をそのまま具象化したもので、なんとな~く手が動いて形ができた感じです。 ■月刊誌「モデルカーズ」と「RMモデル」のタイアップコンテストの「A4ジオラマコンテスト」入賞作品 2010年作
ジオラマすこっつぐれい
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テノラマ(手のひらサイズの小さなジオラマ)ボークス大阪ショールームご依頼品
手のひらにのる小さなジオラマベースとしてボークスさんから発売された「テノラマ」の作例です。 五種類の個性的なアイテムにフィギュアをあしらいそれぞれストーリー性を与えました。 ご希望の納期が短かった(だいたい仕事でやるとこれになるw)ので極力自分自身に大きな負担にならぬよう、フィギュアはストック内のものを、偶然良いものがちょうど数分揃えられました。 作例として展示するため、全体の雰囲気にも気を付けました。 木製ベースは偶然まとめて塗装していたもので、タイトルプレートもまとめて発注していたアクリル板を使い統一感を出すとともにゴージャス感も出しました。 フィギュアの塗装自体は瞳を入れない時短仕様で少し心残りでしたが、購買者さんのコレクションしていただくためのイメージ作りには役に立つ作品にはなったかと思っています。 作品自体は大阪ショールーム改装時に手元に戻ってきているのですが、私のジオラマ教室の受講者さんにプレゼントしてしまっています。 1/35スケール 2013年
ジオラマすこっつぐれい
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ドイツ騎士団長 Teutonic Order Commander
この趣味に出戻った十数年前、キットの大半は直立ポーズなどの堅い雰囲気ものが大半でした。 もちろん、それはそれでかっこよかったのですが、やはり「お人形的」なイメージが強く、少し物足りなさも感じることが多かったのです。 それが、振興メーカーが多数現れるようになったころから徐々に様子が変わり、ダイナミックなポーズ、それと伴い正確なデッサン力から来る非常にドラマティックかつリアルなキットがリリースされるようになりました。 前出のヤングミニチュアの「バイキング」やヒストリックアートの「クルセーダー」もこの部類に入るキットと言ってもよいでしょう。 今回紹介する作品、「ドイツ騎士団長」はそんなキットの代表格スペインの新興メーカー「スケール75」のキットです。 抜き身の剣を片手に矢を縦で受けつつ突進するそのポーズはモデラーの心を鷲づかみにするに十分な魅力を持っています。 しかも、北アフリカの十字軍を彷彿させるターバン姿のヘッドとフードを目深にかぶったヘッド二種類が入っていて選べる内容、どちらを選んでも映画の一シーンのようなドラマが簡単に再現できるようになっています。 今回は、ターバンを巻いたヘッドをチョイス。 ほぼパッケージのチャート通りに塗装しましたが、盾とチュニックの文様はドイツ騎士団の騎士団長のものとしました。 ただ、思ったよりも塗装が難航し、服も楯も二度塗り直すこととなりました。 グラウンドワークは前回の「モヒカン族」で味を占めた「盆栽方式」舎利の部分を螺旋状に作り前回よりもダイナミックな動的表現をしてみました。 半身を古木と楯で身をかばいながら猛然と突進するダイナミックな騎士団長をお楽しみいただければ幸いです。 2016作
ヒストリカルフィギュア スケール75すこっつぐれい
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バイキングDC95 Viking Warrior
ご存知の方も多いでしょうが、韓国のスケールモデル界は日本よりヨーロッパ寄りの雰囲気があり、世界最高峰と言われるミリタリーモデルのコンテスト「ユーロミリテール」も韓国のモデラーが多く遠征し、すばらしい結果を出しています。 また、小さなメーカーがすばらしいヒストリカルフィギュア製品を精力的にリリースしています。 このキットはそんな元気な韓国のメーカー「ヤングミニチュア」の名キット「バイキングC950」です。 作ったのは2010年ですが、買ったのは2006年に初めて行った静岡ホビーショーのフリーマーケット。 確か香港から来たベンダーさんからでした。 買ったのは良いのですが、キットの出来のよさに気後れし「うまくなってから作ろう」と、そのまま封印(笑) それから四年、大して腕が上達したわけではないのですが、棚から出したとたん作りたくなってしまい、ご覧のとおりあっという間に完成させました。 グラウンドワークに、切り株を配置、フィギュアを軽くオフセットにして、完成した段階ですべてのバランスが取れるようにする今のレイアウト方法を始めた最初の作品です。 ベースも紫壇の高級なものを使用、フィギュアの存在感とよくマッチしています。 結局キットとベースがよければ、ほぼその作品のよさが決まってしまうと言うことにつくづく納得した次第です。 2010年作
ヒストリカルフィギュア ヤングミニチュアすこっつぐれい
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旧四季シリーズ「初雪」First snow
フランスの兵隊さんが移動中、端のふもとで見つけたのは・・ 1/72スケールでナポレオンの兵隊さんを使ったシリーズ2作目。 前作に味を占め、さらに冒険的な作成方法を行った意欲作です。 と、言っても、バークチップをがけに使ったり、水の流れを立体的に表現したりなど、今になっては当たり前の方法ばかりなんですが、かなりの表現方法がこの時に初めて試され、ある意味すこっつの作風を固めた作品と言っても良いかもしれません。 ストーリーにも少し工夫があります。 初雪の降り積もる森の中を行くフランス軍輸送部隊。 橋に差し掛かったとき吼える狼のつがいを見つけ、兵士はあわてて銃を準備します・・・ 狼の吼える方向には、狼から逃げおおせ安堵する大鹿が・・・ 追うものが急転直下、追われるものになり、しかも双方が事の本題が見えていない・・ 寓話的な、設定です。 ちなみに狼に視線をあわせて橋を覗くと大鹿が見えるレイアウトになっていて、この辺りはミニスケールならではの工夫があります。 橋はいつものスチレンボード、がけはバークチップで荒々しい雰囲気に、狼のオスはパテで自作してみました。 フィギュアと馬車はドイルレベルのフランス輜重兵セット、兵士は少し改造して場面に合わせています。大外套と帽子の羽飾り(コケルド)がかわいいですね。 この作品は、偶然なんですが、手芸用品や画材などを手広く扱う「ヤザワヤ」さんのコンテスト「ユサワヤ大賞」と言うのを知り、それのレギュレーションぎりぎりOkだったのでエントリーしました。 ちなみに結果は「佳作」完全な異種格闘技にも関わらず高評価をいただけ、とれもうれしかったです。 1/80スケール 2008年8月作
ジオラマ ヒストリカルフィギュア ドイツレベルすこっつぐれい
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旧四季シリーズ秋「イベリア半島の秋」Autumn on the Peninsula
行軍中にたどり着いた秋も真っ盛りの森。 しばし戦いも忘れ景色に酔うフランスの兵隊さん達。 いろいろ思い出深いものをたくさん作りましたが、しいて、「一つ・・」と言われれば、間違いなくこの箱庭を選びます。 これが自分なりの代表作で自分なりの作風を作った作品だと思います。 この作品までは1/32や1/35などのスタンダードなサイズの兵隊さんや箱庭を作っていたのですが、鉄道模型ブームが到来し、そこここに鉄道カフェやショップが出来、鉄道模型のレイアを見る機会が増えました。 そんななか、レイアウトの表現をすこしAFV的と言いますか、もう少し緻密な表現を加えられない物か?と、すこっつなりに思いつき挑戦してみたのがこの作品です。 (注:鉄道模型は、当然動かす楽しみと、野を超え山を越えする大きいレイアウトを構成することが醍醐味ですから、緻密さは多少犠牲にされる部分があってもしかるべきです。 当然すこっつのこの箱庭のような事をするのはまず無理ですし、むだな事とは理解しております。) もう一つの考えとして、スケールの大きな景色がコンパクトに作ることが出来る・・と言うことです。 たとえば、木立は実際には10mを超えるのは当たり前にあります・・しかし、これを1/35で表現するとなると、ざっと28cm、これをジオラマに仕立てベースを加えるとすると35cm前後・・自宅で保管するには相当大きな物になります、その点、1/72でしたら15cm程度、手のひらサイズでお手軽に大木を再現できます。 しかも小さいが故に適度に省略も可能である・・木立の葉は「葉の形」をしている必要はありません。 人物や車体も見えなくなるところは再現する必要はないのです。 大きな地形を再現するには最適なサイズと思い至り、出来たのがこの作品です。 横幅、18cm、高さ20cmのコンパクトな情景の中心はめがね橋を髣髴させる石橋、その上には大砲を引くお馬さんとその御者、橋の下にはスクラッチしたヨーロッパの運河船、こんな風景はこれ以上のスケールで作ると超大作になってしまいます。 折しも、スーパーキッズランドのコンテスト募集があり、人様の評価を得たいと思い早速エントリー。 搬入の際、アルバイトのお嬢さんが、「かっわっいい~♪」と、言って下さったことが、この箱庭には一番の勲章になっております。 なにしろ、作った本人が「かっわっいい~♪」を連発しながら作っていたのですから(笑) あまりにも満足が行く結果だったので、ネームプレートにも一工夫・・ タイトルをとる前から、勲章みたいに仕立てています。 えっへん♪ ちなみに好きであるが故、方々の展示会に持って行っており、破損することも多いので大改装を二回行っています。 2007年スーパーキッズランドコンテスト、電撃スケールマガジン賞
ヒストリカルフィギュア ジオラマすこっつぐれい
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旧四季シリーズ夏「橋が落ちる!」 The bridge is falling down!
滝壺の壊れた橋をおっかなびっくり渡るフランスの兵隊さんたち。 おやおや滝の下で熊の親子がお昼ごはんが落ちてくるのを待ち構えていますよ。 旧作の四季シリーズの夏 当時橋を作ることに執着していて木の橋、石の橋を完成させたので次は・・と言うことでつり橋に挑戦してみました。 華奢な構造なので強度を出すため真鍮線を半田付けして作成、絡まるツタも真鍮のエッチング製で強度の一部となっています。 ロバさんと熊さん親子はプライザー社製、フィギュアはエッシー社のものを改造。 滝の流れはレジン製、滝はコルクの樹皮を使用しました。 1/80スケール 2009年㋅作
ジオラマ ヒストリカルフィギュア プライザーすこっつぐれい
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旧四季シリーズ春「山へ帰ろう!」 Let's go back to the mountains!
長く暗い冬が終わり、ようやく楽しい山に戻れる日が来ました。 おやおや兵隊のおじさんが子羊ちゃんを誘惑していますよ。 旧作の四季シリーズの春編です。 ヨーロッパなどではよく見かけられる家畜を春に山に放牧する風景を立体化しました。 それだけでは楽しくないので子羊を誘惑している兵隊さんを加えてみました。 ヒツジはプライザーのもの、兵隊さんはズベズダ製、ジオラマはバークチップと石粉粘土で作成。 1/80スケール 2010年㋄作成
ジオラマ ジャンル プライザーすこっつぐれい
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クルセーダー Crusader
買ってからなぜか作る気になれぜ丸二年ほど放置していました。 ある日衝動的にストックから取り出しサフを吹いてみたところこれがなんともかっこいい。 猫背と思われていた姿勢は実は剣を抱えているからだといことがわかり、しかもヘゲ傷だと思っていたお顔の傷は、「刀傷」だったり、マントやチュニックがよれよれだったりと新興メーカーらしい冒険心たっぷりのキットでした。 サフを吹くまではキットの素性はなかなかわからぬものです、しみじみ・・・ 作ることを決めて手持ちのベースからマッチするものを探したのですが、このスケールの手持ちはなく、おりしも、北海道の大先輩「能天気師匠」から少し大振りな素敵なベースをいただいたばかりなので、それに合わせることとしました。 当然フィギュアを載せるだけだと寸法的にもゴージャスなベースにも負けてしまうので、それに見合うグラウンドワークとして考え付いたのがこの古木を背後に設置して全体の高さとボリュームを稼ぐ方法です。 実はフィギュアの押し出しがよければ、意外と大きなグラウンドワークにも負けずかえって面白いものに仕上がります。 小柄でも押し出しの良い役者さんが広い舞台を独り占めするのと同じですね。 これ以降木をあしらうレイアウトにこだわるようになり、現在の古木や奇木をあしらう盆栽的なアレンジを加えるようになった記念すべき作品です。 2014年2月作
ヒストリカルフィギュア ヒストリックアートすこっつぐれい
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北欧神話「ベオウルフ」 Tales of the North
以前なら考えもつかなかったことですが、小さいメーカーと直接インターネットでつながることが出来るようになり、面白い製品が簡単に手に入るようになりました。 これはロシアの新興メーカーキャッスルミニチュアの名品です。 主人公は、イギリス最古の叙事詩の主人公「ベオウルフ(らしい)」フィギュアのカテゴリーからすると、厳密にはヒストリカルフィギュアと言うよりもファンタジーフィギュアなのかもしれませんね。 キットはレジン製なので重量感がなく、少し残念ですが、シリコンで抜ける限界の超精密な造形これはもう、芸術作品としか言いようの無いものです。 主人公の服装から年代を推測するとローマ時代の終わりぐらい、ちょうどアーサー王伝説のころの装束でしょうか?グラディエーターを髣髴させる肩のプロテクター、ぼろぼろの毛皮のチュニック、手に持つ角の杯、そしておじさんの表情!!! 付属のベースも巨人の(主人公が倒したと思われる)骸骨が付属していたりと、やる気にさせてくれる内容です。 オリジナルを最大限生かすようにして、地面部分は朽ち木をあしらうぐらいの軽めに改造、木製べースは「屋久杉の敷台」をニス仕上げにして森の雰囲気に仕立てました。 うれしいことに、なんとなく名刺代わりに持っていった関西AFVの会でフィギュア賞をいただけました。 でも、これ、すこっつの実力と言うよりも、このフィギュア自体が持っている存在感が出した結果です。 海外のサイトでもよく取り上げてもらう愛着のある作品の一つです。 2011年8月作
ジオラマ ヒストリカルフィギュア キャッスルミニチュアすこっつぐれい
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春きたりなば Spring has come. 漫画家江戸川治氏へのプレゼント用
ご縁があり、すっかりファンになってしまった漫画家江戸川治先生へのファンレター代わりのプレゼントで作った作品です。 以前拙作をご購入していただき、しかもSNSでご紹介していただいたことをきっかけにフォロワーとオリジナル作品の作成依頼がいきなり増え、「これは何かお礼せなあかんなぁ・・」と、思いついたのがこの小品です。 このネタは実はご本人が欲しものリストにリストアップしていた置物から、それは近代の監獄でしたが、すこっつ独自の世界観から中世の牢獄にしたてました。 作製は石粉粘土とパテでのいつもの作業です。 骸骨はスペインのモデラーさんから頂いた3Dプリンターの製品、鉄格子はMDF板をレーザー加工したもの。 ほぼすべての工作が完了してからご本人にご希望の季節をお尋ねし「春」をテーマとしました。 罪を得て囚人となってどのくらいの日を経たのだろう・・・ 焦がれた鉄格子の扉の開く音は私が果てるまでには聞くことができなかった・・ そして、皮肉なことに思いもしなかった牢獄の崩壊で私は自由の身になった・・・ しかし、もう時は遅く、私には立ち上がりここを去るための肉も皮もない・・・ そして幾星霜、私が自由を得た後に育った桜の樹も今や老木となり細々と春を告げる・・・ そしてその花守として永遠にここに座り続ける・・・ 2022年春作
ジオラマすこっつぐれい
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個展ご来場御礼(個展の様子)
記念すべき初個展「フレームアートとミニジオラマ展」無事終了しました。 6日間で通算約180名さまにご来場、中には4日間連続でお越し下さる方、広島、香川、愛知の遠方からわざわざお越しくださった方もいて感謝に堪えません。 又、未だに大阪府は蔓延防止のさなか、小さな会場でどうしても密になりがちでしたが、私がお願いすることもなく、寒い中外に出てお友達同士歓談したり隣のコーヒーショップでお待ちくださるなど皆さんが自発的にご対応いただけ、穏やかな楽しいひと時を共有する演出を皆さんでお作り下さいました。 ご来場いただいた方も、私の想定外のカテゴリー、ドールハウス、ミニチュアフード、アートフラワーなどご趣味のお持ちの方、そのプロフェッショナルの方も大勢足を運んでいただけ、驚きと感激で一杯です。 実は、最近一人での活動はSNSでの反応以外は体感できるものがなく、かなり煮詰まった気持ちでいて、この個展での反応いかんで今後の活動を縮小、最終的には手を休めるつもりでいたのですが、共通の感性、趣味をお持ちの方がこんなにも大勢いらっしゃることが確認でき、一人ではないことをしみじみ実感できました。 もうひと踏ん張りさせていただく大きな動機付けができました事もご報告させていただきます。 最後に・・ 古くからの良きライバルであり技術向上の師匠である友たち 今や共通の趣味の友と言うべき「カルチャーハウス香里ケ丘ジオラマ教室」の受講者のみなさん 時には強烈な批判者であり、イベント等ではなくてはならないサポーター「おかあ@デラックス」こと私の妻あつこ 今回のギャリーを提供してくださった、教室の受講者であり、ギャラリーオーナー山田さま そして、ご来場いただきました皆様と、ミニチュア、小さな可愛いものを愛する全ての皆様。 私をクリエーターとして成長させてくださったことをこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 大長文、失礼しました。
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映画「嘘八百」武正晴監督の小道具を作った。
映画「嘘八百監督」武正晴監督、主演中井貴一さん、佐々木蔵之介さん。 なぜかこの作品の重要な小道具作成のお手伝いをさせていただきました。 この副主人公野田誠治(前野朋哉さん)はジオラマのプロを目指す引きこもりがちな青年。 その誠治が作るジオラマをすこっつが作らせていただきました。 普段オファーがある場合、作成した作品は最終的に保管を前提にしたものですが、この場合、いわば映画の一部分小道具として使われるものです。 しかも映画の前編から後編に至る間に、ジオラマ作成も進捗していき最終的には完成するという前提です。 そのため、神戸の自宅で撮影スケジュールに合わせ、ジオラマを作製し、堺のロケ地で撮影。 終了後、再度神戸でスケジュールに合わせてジオラマを進捗、再度ロケ地で撮影。 このような段取りで作成することになりました。 2か月ほど(だいたい異業種からのオファーはタイトですw)で完成、いざ撮影待ち・・・と、なったところで予定が多く変更。 天候とキャストのスケジュールの関係で1週間での撮影予定が3日に短縮されました・・・ すなわち、すこっつの作業は2倍速で行わなければならないことに・・・・ おりしも本業も繁忙期、仕事に穴を開ける訳にはいきません、結果どうなるかと言えば・・・ 睡眠時間を削って作成する以外にないということです。 本業を終え、作業→堺にジオラマ搬入 次の日早朝、堺のジオラマを引き取り、夕方→境に搬入 これを繰り返すこと3日、途中連絡不足で、堺から神戸空港に搬入場所が変わったりとなんともまあ映画業界は容赦がありません。 撮影は無事に終わり、人生初の映画のエンドロールに乗せていただく栄誉を得ることもでき、当時は気が付かなった現在大ブレークの森川葵さんとじかにお話しできたり、前野朋哉さんにジオラマ作成演技指導をしてみたり、いろんな貴重な経験も出来ました。 そして何より、トップ俳優さんの演技に対する真摯な姿勢、撮影現場のヒリヒリとした緊張感、本当に良き人生経験となりました。 また、ご依頼があったなら、ぜひ・・・・ ・・・・ ・・・・ いや、もうたくさんです、寿命が縮まりました(汗) 1/35スケール 2017年2月作
ジオラマ タミヤ・ドラゴンすこっつぐれい
