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魔法の古いランタン 「忘却の館」 "The magical old lantern The forgotten Mansion"
場末の古道具屋で手に入れた古いランタン・・ 持ち帰って火を入れたら捨てた故郷の朽ち果てた屋敷が・・ ランタンはIKEAのもの、その中に極小ジオラマを詰め込みました ランタンシリーズ第二号です。 IKEAで見つけ、赤いランタンと一緒に購入、それぞれの色のイメージで中のジオラマを作りました。 赤はクリスマスの明るい楽しいイメージ 黒はハローウィンの暗く不気味なイめーじに仕立てました。 家は市販の戦車模型用のものをディティールアップ、樹木は0.4㎜の銅線とエポキシパテで作成しました。
ジオラマすこっつぐれい
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魔法の古いランタン 「サンタが町にやってきた "The magical old lantern Santa Claus is coming to town"
場末の古道具屋で手に入れた古いランタン・・ 持ち帰って火を入れたら子供時代の懐かしい風景が・・ そんなイメージで作った作品です。 ランタンはIKEAのもの、その中に極小ジオラマを詰め込みました ランタンシリーズ第一号です。 IKEAでこのランタンを見つけた時、中を覗き込んでいてこのアイデアを思いつきました。 家は市販の鉄道模型のもの、トナカイは市販の物を改造して自作のサンタさんとそりを引かせました。 そりに積んでいるたくさんのおもちゃも自作、よくご覧ください。
ジオラマ IKEAすこっつぐれい
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西洋御料理煉瓦亭 A house of brick
帝都東京で話題の西洋御料理「煉瓦亭」 カイゼル髭の元勲や活動の大女優、はたまたやんごとなきさる殿下までお忍びでお出ましになるとか。 一度は行ってコートレットなる滋養満点の御料理を頂きたいとは思うものの、いやはや庶民のおいらには、それはかなわぬ望みと言うもの。 たま~に近くを通って匂いを嗅いで華やかな世界を夢想するのが分相応と言うものでさ。 レーザー加工機導入後の初作品です。 タイトル通り、文明開化華やかなりしころの西洋料理割烹をイメージしています。 素材はMDF板、煉瓦もMDF板にレーザー加工樹で煉瓦パターンを刻印しています。 1/50スケール 2021年8月作
ジオラマ フレームアートすこっつぐれい
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老バイオリン弾き A old fiddller
一日の糧を得るため、今日もここで弾き語り。 今はしがない大道芸人、でもね以前は華やかなコンサートホールでマスターを務めたことだってあるのさ。 しかしそれは昔の事、俺はもうほとんどの物を失ってしまったよ。 家、地位、財産、そして亡き愛する妻・・・ でもさ、俺は淋しくはないんだ、だって俺には大親友が三人もいる。 そう、この白い相棒、このおんぼろフィドル、そして音楽。 今日も四人で楽しくやるさ。 アンドレア社の名メタルフィギュア「老バイオリン弾き」このまま単体で作るには惜しかったのでジオラマ中の主人公に仕立てました。アメリカの大恐慌時代をイメージして作成。 相棒のワンコの帽子には結構な投げ銭が入っています。 今回展示会のメインキャラクターです。 1/32スケール 2020年10月作
ジオラマ フレームアート アンドレアミニチュアすこっつぐれい
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残照・平野町大字白川十一番地 Somewhere Sometime
静かに朽ちていくオート三輪と小屋、どこにでもあるありきたりの風景を、自分なりに緻密に表現してみました。 主人公の自動車はストレート組みしたものにさびの表現を加えました。 さびの表現は、戦車模型などでよく行われるありきたりの方法に、自分なりのアレンジを加えた物です。 それだけでは単調なので、猫の足跡、窓の落書き、鳥のフンなどを水性アクリル絵の具で再現しています。 昭和生まれの方が見ると懐かしい小屋は、壁を経木、柱はプラ棒、屋根は鉛の板で作成、塗装の大半はファレフォカラー、セラムコート等の水性アクリルの筆塗りです。 辺り一面にある小物たちは、キットの物と自作の物が混在しています。 ホーローの看板、古新聞は実物を撮影したものをパソコンで縮尺、印刷した後、それらしく古色を付けました。 便器は大小とも木工エポキシパテにて自作、スチレンボードボードで作った基礎に埋め込み、リキテックスのモデリングペーストで質感を再現、水性アクリル塗料で筆塗りしています。 すべての小物たちは、見る方が「にんまり」できることを意識して、細かく徹底的に作り込んでいます。 作成の元となった具体的なモチーフは存在していませんが、強いて言えば、ディオラマ作家の芳賀一洋氏の一連の作品をオマージュしたといえるかもしれません。 脳内にある昭和生まれにとっての原風景の様な物をそのまま具象化したもので、なんとな~く手が動いて形ができた感じです。 ■月刊誌「モデルカーズ」と「RMモデル」のタイアップコンテストの「A4ジオラマコンテスト」入賞作品 2010年作
ジオラマすこっつぐれい
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横槍市掃溜町2-1-36
大通りから一歩内側に入るとそこには平凡な人たちの日常が。 開け放しの窓から聞こえるテレビの音 雑に洗われる食器の音 遠くから聞こえる夫婦喧嘩の声 そしてどぶの匂いに混じったカレーライスの香り。 日本の貧しくとも明るい希望を持てる良き時代の名残りがそこにあります。 ボロアパートシリーズ記念すべき第一号作です。 実はこれ、古くからの友人「情景師アラーキー」氏がプロデュースしたカプセルトイ「エアコン室外機」の販促を勝手にしたものなのです。 スケールは1/24自動車の模型と同じサイズです。
カプセルトイ ジオラマ フレームアート トイズキャビンすこっつぐれい
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本の森書店 A Book Forest Bookstore
町の場末にある、少し風変わりな書店。 看板を見ると東洋の古文書や美術品も扱っている様子。 うっそうとした本の森の中にはどんな秘密の本があるのでしょう。 一度のぞいて見てはいかがでしょうか。 私のフレームアートの記念すべき処女作です。 イギリスはロンドンの場末にある、少しニッチな書店をイメージしました。 基礎は発泡スチロールの板、小物の大半はプラバンでの自作です。 フレームは美術館のショップで買ったものに手を加えて使いました。 1/35スケール 2020年11月作
ジオラマ フレームアートすこっつぐれい
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春きたりなば Spring has come. 漫画家江戸川治氏へのプレゼント用
ご縁があり、すっかりファンになってしまった漫画家江戸川治先生へのファンレター代わりのプレゼントで作った作品です。 以前拙作をご購入していただき、しかもSNSでご紹介していただいたことをきっかけにフォロワーとオリジナル作品の作成依頼がいきなり増え、「これは何かお礼せなあかんなぁ・・」と、思いついたのがこの小品です。 このネタは実はご本人が欲しものリストにリストアップしていた置物から、それは近代の監獄でしたが、すこっつ独自の世界観から中世の牢獄にしたてました。 作製は石粉粘土とパテでのいつもの作業です。 骸骨はスペインのモデラーさんから頂いた3Dプリンターの製品、鉄格子はMDF板をレーザー加工したもの。 ほぼすべての工作が完了してからご本人にご希望の季節をお尋ねし「春」をテーマとしました。 罪を得て囚人となってどのくらいの日を経たのだろう・・・ 焦がれた鉄格子の扉の開く音は私が果てるまでには聞くことができなかった・・ そして、皮肉なことに思いもしなかった牢獄の崩壊で私は自由の身になった・・・ しかし、もう時は遅く、私には立ち上がりここを去るための肉も皮もない・・・ そして幾星霜、私が自由を得た後に育った桜の樹も今や老木となり細々と春を告げる・・・ そしてその花守として永遠にここに座り続ける・・・ 2022年春作
ジオラマすこっつぐれい
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映画「嘘八百」武正晴監督の小道具を作った。
映画「嘘八百監督」武正晴監督、主演中井貴一さん、佐々木蔵之介さん。 なぜかこの作品の重要な小道具作成のお手伝いをさせていただきました。 この副主人公野田誠治(前野朋哉さん)はジオラマのプロを目指す引きこもりがちな青年。 その誠治が作るジオラマをすこっつが作らせていただきました。 普段オファーがある場合、作成した作品は最終的に保管を前提にしたものですが、この場合、いわば映画の一部分小道具として使われるものです。 しかも映画の前編から後編に至る間に、ジオラマ作成も進捗していき最終的には完成するという前提です。 そのため、神戸の自宅で撮影スケジュールに合わせ、ジオラマを作製し、堺のロケ地で撮影。 終了後、再度神戸でスケジュールに合わせてジオラマを進捗、再度ロケ地で撮影。 このような段取りで作成することになりました。 2か月ほど(だいたい異業種からのオファーはタイトですw)で完成、いざ撮影待ち・・・と、なったところで予定が多く変更。 天候とキャストのスケジュールの関係で1週間での撮影予定が3日に短縮されました・・・ すなわち、すこっつの作業は2倍速で行わなければならないことに・・・・ おりしも本業も繁忙期、仕事に穴を開ける訳にはいきません、結果どうなるかと言えば・・・ 睡眠時間を削って作成する以外にないということです。 本業を終え、作業→堺にジオラマ搬入 次の日早朝、堺のジオラマを引き取り、夕方→境に搬入 これを繰り返すこと3日、途中連絡不足で、堺から神戸空港に搬入場所が変わったりとなんともまあ映画業界は容赦がありません。 撮影は無事に終わり、人生初の映画のエンドロールに乗せていただく栄誉を得ることもでき、当時は気が付かなった現在大ブレークの森川葵さんとじかにお話しできたり、前野朋哉さんにジオラマ作成演技指導をしてみたり、いろんな貴重な経験も出来ました。 そして何より、トップ俳優さんの演技に対する真摯な姿勢、撮影現場のヒリヒリとした緊張感、本当に良き人生経験となりました。 また、ご依頼があったなら、ぜひ・・・・ ・・・・ ・・・・ いや、もうたくさんです、寿命が縮まりました(汗) 1/35スケール 2017年2月作
ジオラマ タミヤ・ドラゴンすこっつぐれい
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旧四季シリーズ秋「イベリア半島の秋」Autumn on the Peninsula
行軍中にたどり着いた秋も真っ盛りの森。 しばし戦いも忘れ景色に酔うフランスの兵隊さん達。 いろいろ思い出深いものをたくさん作りましたが、しいて、「一つ・・」と言われれば、間違いなくこの箱庭を選びます。 これが自分なりの代表作で自分なりの作風を作った作品だと思います。 この作品までは1/32や1/35などのスタンダードなサイズの兵隊さんや箱庭を作っていたのですが、鉄道模型ブームが到来し、そこここに鉄道カフェやショップが出来、鉄道模型のレイアを見る機会が増えました。 そんななか、レイアウトの表現をすこしAFV的と言いますか、もう少し緻密な表現を加えられない物か?と、すこっつなりに思いつき挑戦してみたのがこの作品です。 (注:鉄道模型は、当然動かす楽しみと、野を超え山を越えする大きいレイアウトを構成することが醍醐味ですから、緻密さは多少犠牲にされる部分があってもしかるべきです。 当然すこっつのこの箱庭のような事をするのはまず無理ですし、むだな事とは理解しております。) もう一つの考えとして、スケールの大きな景色がコンパクトに作ることが出来る・・と言うことです。 たとえば、木立は実際には10mを超えるのは当たり前にあります・・しかし、これを1/35で表現するとなると、ざっと28cm、これをジオラマに仕立てベースを加えるとすると35cm前後・・自宅で保管するには相当大きな物になります、その点、1/72でしたら15cm程度、手のひらサイズでお手軽に大木を再現できます。 しかも小さいが故に適度に省略も可能である・・木立の葉は「葉の形」をしている必要はありません。 人物や車体も見えなくなるところは再現する必要はないのです。 大きな地形を再現するには最適なサイズと思い至り、出来たのがこの作品です。 横幅、18cm、高さ20cmのコンパクトな情景の中心はめがね橋を髣髴させる石橋、その上には大砲を引くお馬さんとその御者、橋の下にはスクラッチしたヨーロッパの運河船、こんな風景はこれ以上のスケールで作ると超大作になってしまいます。 折しも、スーパーキッズランドのコンテスト募集があり、人様の評価を得たいと思い早速エントリー。 搬入の際、アルバイトのお嬢さんが、「かっわっいい~♪」と、言って下さったことが、この箱庭には一番の勲章になっております。 なにしろ、作った本人が「かっわっいい~♪」を連発しながら作っていたのですから(笑) あまりにも満足が行く結果だったので、ネームプレートにも一工夫・・ タイトルをとる前から、勲章みたいに仕立てています。 えっへん♪ ちなみに好きであるが故、方々の展示会に持って行っており、破損することも多いので大改装を二回行っています。 2007年スーパーキッズランドコンテスト、電撃スケールマガジン賞
ヒストリカルフィギュア ジオラマすこっつぐれい
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旧四季シリーズ春「山へ帰ろう!」 Let's go back to the mountains!
長く暗い冬が終わり、ようやく楽しい山に戻れる日が来ました。 おやおや兵隊のおじさんが子羊ちゃんを誘惑していますよ。 旧作の四季シリーズの春編です。 ヨーロッパなどではよく見かけられる家畜を春に山に放牧する風景を立体化しました。 それだけでは楽しくないので子羊を誘惑している兵隊さんを加えてみました。 ヒツジはプライザーのもの、兵隊さんはズベズダ製、ジオラマはバークチップと石粉粘土で作成。 1/80スケール 2010年㋄作成
ジオラマ ジャンル プライザーすこっつぐれい
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旧四季シリーズ夏「橋が落ちる!」 The bridge is falling down!
滝壺の壊れた橋をおっかなびっくり渡るフランスの兵隊さんたち。 おやおや滝の下で熊の親子がお昼ごはんが落ちてくるのを待ち構えていますよ。 旧作の四季シリーズの夏 当時橋を作ることに執着していて木の橋、石の橋を完成させたので次は・・と言うことでつり橋に挑戦してみました。 華奢な構造なので強度を出すため真鍮線を半田付けして作成、絡まるツタも真鍮のエッチング製で強度の一部となっています。 ロバさんと熊さん親子はプライザー社製、フィギュアはエッシー社のものを改造。 滝の流れはレジン製、滝はコルクの樹皮を使用しました。 1/80スケール 2009年㋅作
ジオラマ ヒストリカルフィギュア プライザーすこっつぐれい
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旧四季シリーズ「初雪」First snow
フランスの兵隊さんが移動中、端のふもとで見つけたのは・・ 1/72スケールでナポレオンの兵隊さんを使ったシリーズ2作目。 前作に味を占め、さらに冒険的な作成方法を行った意欲作です。 と、言っても、バークチップをがけに使ったり、水の流れを立体的に表現したりなど、今になっては当たり前の方法ばかりなんですが、かなりの表現方法がこの時に初めて試され、ある意味すこっつの作風を固めた作品と言っても良いかもしれません。 ストーリーにも少し工夫があります。 初雪の降り積もる森の中を行くフランス軍輸送部隊。 橋に差し掛かったとき吼える狼のつがいを見つけ、兵士はあわてて銃を準備します・・・ 狼の吼える方向には、狼から逃げおおせ安堵する大鹿が・・・ 追うものが急転直下、追われるものになり、しかも双方が事の本題が見えていない・・ 寓話的な、設定です。 ちなみに狼に視線をあわせて橋を覗くと大鹿が見えるレイアウトになっていて、この辺りはミニスケールならではの工夫があります。 橋はいつものスチレンボード、がけはバークチップで荒々しい雰囲気に、狼のオスはパテで自作してみました。 フィギュアと馬車はドイルレベルのフランス輜重兵セット、兵士は少し改造して場面に合わせています。大外套と帽子の羽飾り(コケルド)がかわいいですね。 この作品は、偶然なんですが、手芸用品や画材などを手広く扱う「ヤザワヤ」さんのコンテスト「ユサワヤ大賞」と言うのを知り、それのレギュレーションぎりぎりOkだったのでエントリーしました。 ちなみに結果は「佳作」完全な異種格闘技にも関わらず高評価をいただけ、とれもうれしかったです。 1/80スケール 2008年8月作
ジオラマ ヒストリカルフィギュア ドイツレベルすこっつぐれい
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揺れるゆり籠② The Shaking cradle ②
歴史の流れに置き去りにされ朽ちつつある塔に揺れる罪人のゆりかご・・・ 兄王の玉座の簒奪を企み破れさった弟王子の恨みの亡骸か・・ 深窓の姫との道ならぬ恋に溺れ捕らえられた若き美しき衛兵のなれの果てか・・ 今の世では知る由もなく、ゆり籠のみが揺れ続ける・・ 揺れるゆりかご二作目です。 辻強盗とは違い、反逆者は見せしめのために飛び降りぬことの出来ぬ高い塔に朽ち果てるまで吊るされたたそうな・・ 2020年11月作
ジオラマすこっつぐれい
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揺れるゆり籠① The Shaking cradle ①
この辻に吊るされてもう何十年になっただろうか・・ 辛く苦しく、そして屈辱的な日々は今は昔、この頃はこの境遇に満足している。 俺を吊るしたヤツの終焉もここで見届けた、それどころか近くの辻でゆらゆら揺れている。 右目の穴で生まれたヒヨドリのヒナの成長も楽しい、ここでどれだけの雛がすだったろうか・・ この穏やかな時間の中で少しの変化がどれだけ素晴らしい事か。 そして今日も風任せでゆらゆらぶらぶら。 昔ヨーロッパでは捕らえた辻強盗は犯行現場で籠に入れて木に吊り下げ朽ち果てるまで見せしめにされたそうな... そんな故事にインスパイアされこの作品を作りました。 2020年11月作
ジオラマすこっつぐれい