Norwoodia boninoi

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カブトガニの子供の化石 !?
一目みて、そんな印象を受ける方も多いのではないでしょうか?

こちらはノルウーディア・ボニノイ (Norwoodia boninoi) 、正真正銘、三葉虫の化石です。アメリカのユタ州のウィークス累層 (Weeks Formation) で産出する有名種であります。

ウィークス累層は、赤色〜黄色の母岩が特徴的なカンブリア紀中期の著名な産地です。現在は採掘が禁止されており、新規標本を得る事はできません。故に、現在市場に出回るのはオールドコレクションのみで、数が限られております。

本種は、そんなウィークス累層の中でも産出量の少ない希少種です。特徴的な三日月のような頭部、長い尾部の棘など、カブトガニを彷彿とさせる形状を持ち、その見た目の面白さからも、非常に人気が高い種であり入手は困難です。

何故こんな形をしているのでしょうか? そこに答えはなく、想像するしかありませんね。
このような形態の多様さこそが、三葉虫、ないしは古生物の世界の面白さをより駆り立ててくれます。

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    Trilobites

    2020/06/09

    weeksの三葉虫は、三葉虫コレクターの一つの目標でもありますね。別に凄い装飾や大きさがあるとかではないのに、一つ一つの種類は個性を貫いていて洗練されたデザインをしていますよね。もちろん閉鎖産地で入手困難なプレミア感や余り化石らしからぬ赤系の母岩が高級感を引き出しているのかもしれません。この種類も比較的見かけると思っていましたが、よく見ていくと同じ標本だったりすることも多く、やはり全体量は多くはありませんね。私の標本も上端2か所がカットされているので、元の出どころは、この標本と同一なんでしょうね。

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      trilobite.person

      2020/06/10

      Weeksは集めたくなる魅力がありますね。希少性、母岩の美しさなどもそうなんですが、やはり基本的には三葉虫自体の魅力が素晴らしいんですよね。特にWeeksの三葉虫はTricrepicephalus、Meteoraspis、Coosella、Norwoodiaなどを見ると尾部に特徴があるのかなと思います。頭部に特徴がある三葉虫は多いですが、カンブリア紀で尾部に特徴がある種ってそんなに多くないんですよね。

      Norwoodiaは、集団で産出する標本などもあるようなので、それなりに産出する種類なのだと思いますが、この種に関しては人気が高く、供給より需要が大きいので、出回る量が相対的に少なく思えるのかもしれませんね。

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