人類より遥かに長い時を生きた三葉虫。そんな三葉虫の魅力の一端を御紹介します。三葉虫についてあまりご存じない方、「ふうん、色んな種類があるんだね」と気楽にぶらぶらして行ってください。何かの話のネタにはなると思います。三葉虫マニアの方、ご参考になる品はあると自負しておりますので、是非お立ち寄り下さい。お気付きの点がありましたら、ご指摘頂ければ有り難く思います。時代別に展示する方法もありますが、ここでは地域別としました。ただし、石炭紀とペルム紀は数が少ないので、別にまとめる事とします。産地ごとに、カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀の順に展示します。同じ産出国でも産出する場所が色々ある場合は、なるべく同じ場所同士をまとめる様にします。あるいは似た種類をまとめて比較しやすい様にします。各々の三葉虫には種名、産地、時代が順に記載してあります。全長・最大幅は、断りが無い限りは、直線測定です。「年代」のラベルをタップして頂くと、各地質年代ごとの標本を、まとめて見る事ができます。「Genus」(属)、「Family」(科)、「Order」(目)のラベルをタップして頂くと、同じ分類に属する種類をまとめて見る事ができます。
余り馴染みの無い方の為に補足しますと、
Cambrianカンブリア紀、Ordovicianオルドビス紀、Silurianシルル紀、Devonianデボン紀、Carboniferous石炭紀、Permianペルム紀。地層が上の方が時代が新しいので、Upper = Late = 後期、Lower = Early = 前期、という関係になります。三葉虫の分類は近年変わりましたが、ここでは旧分類を用いています。新分類はよく分かりませんので・・・^^);; 基本的にはSam Gon III氏のA Guide to the Orders of Trilobitesによりますが、それに載っていないものなどについては、検索しえた情報を参考に記載しています。
最後に、三葉虫の収集過程で御世話になった全ての方に感謝を申し上げます。
「珍?」・・・コレクションの中から、ちょっと珍しいのでは?と思うものをpick upしてみました。
「喰」・・・いわゆる”喰われもの”です。捕食者に攻撃されて一部が喰われたものの、生き延びて傷が再生した、と考えられる状態の標本です。必ず喰われたのかと言うと、当然、絶対的な証拠があるわけではありません。他の原因による外傷、あるいは発育不全かもしれません。ともかく”pathological””病理学的な”標本です。
「軟」・・・特殊な産地では、通常は残らない触覚や脚が保存されていることがあります。そのような標本をpick upしました。
「原石」・・・原石関連の展示です。
これらの標本は、関連する他の階にも展示する場合があります。デジタルの良いところですね。^^)