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Ectillaenus katzeri
Ectillaenus katzeri Sarka Formation, Czech Republic Ordovician 全長 76mm 自在頬がずれてしまっています。尾部の先端はノジュールからわずかに出てしまう形になって、少し擦れているのでしょう。しかし、立派な個体です。本種としては、かなり大型。頭部のドーム状のラインが綺麗です。また、頭部の細かい皺が、良く観察出来ます。
Illaenidae Ectillaenus Corynexochida オルドビス紀Sanchan
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Colpocoryphe
Colpocoryphe sp. cf. arago Mjime, Morocco Middle Ordovician 全長 45mm 立派なノジュールの真ん中に、真っ直ぐに綺麗な姿で保存されていた三葉虫です。左眼では複眼がしっかり確認できます。なかなかに貴重な標本です。
Calymenidae Colpocoryphe Phacops オルドビス紀Sanchan
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Pennaia
Pennaia verneuli Sica Sica Formation, La Paz, Bolivia Middle Devonian 全長 30.8mm Acastoidesに似ていますが、頭部に厚みがあり、丸っこいのが特徴です。ばっと見はよくある種類の様に見えますが、なかなかそうではありません。少し荒いですが、完全体で、動きが感じられる標本です。
Calmoniidae Pennaia Phacopida デボン紀Sanchan
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Ceratonurus sp.
Ceratonurus sp. Haragan Formation, Clarita, Coal County, Oklahoma, USA Lower Devonian 全長 44.3mm (棘を含む) オクラホマからは、モロッコ産と類似したデボン紀三葉虫が産出しますが、モロッコ産に比べて小振りで「華奢」な作りをしているのが特徴です。Genus: Ceratonurusをタップして、モロッコ産と見比べて頂くと良いでしょう。 よくよく見ると、棘の一部の先端は失われており、完全完璧とまでは言えません。しかしかなり高品位の標本です。後方に非常に長く伸びる2本の棘が目を引きます。ズレがちな自在頬がきっちりと収まり、二又の棘がスッキリと伸び、細部まで保存された頭部が特に素晴らしいと思います。頭部下縁の櫛状の突起を含め、モロッコ産に比べて全体に棘が細くて長くなっています。
Odontopleuridae Ceratonurus Odontopleurida デボン紀Sanchan
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Myopsolenites ×4
写真1 (ポジ), 2(ネガ): Myopsolenites altus Toghache 全長 39mm, 体節数 11 写真3(ポジ), 4(ネガ): Myopsolenites boutiouti Tarhoucht, Jbel Ougnate 全長28mm, 体節数 13 写真5: Myopsolenites sp. Alnif 全長 62mm, 体節数13 写真6: Myopsolenites boutiouti Tazenakht Area 全長 130mm, 体節数 13 いずれもMorocco, Cambrian 種名•産地情報は供給元からのままです。 Jbel Wawrmast Formationに属する様です 。 初期の三葉虫のひとつであり、4本の棘が目立ちますが、背部の小さな棘ないし突起、大きめの尾板といった特徴もあります。写真6は、本種としては最大級の個体です。
? Myopsolenites Redlichiida カンブリア紀Sanchan
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Odontopleura siemangi
Odontopleura siemangi Motol Formation, T. testis Zone, Spicaty Hill, Lodenice, Czech Republic Silurian ポジ個体の全長 8mm マルチプレートです。左上の個体がポジで、その他はネガです。この産地のOdontopleuraには数種類が報告されています。細かい情報はなかなか得られず、これが本当にsiemangiかは私には良く分からないのですが、供給元からの情報をそのまま示してあります。兎も角も、トゲトゲ•ブツブツが良く分かる、シャープな標本です。
Odontopleuridae Odontopleura Odontopleurida シルル紀Sanchan
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Homotelus
Homotelus bromidensis Criner Hills, Carter County, Oklahoma, USA Ordovician 全長 51.5mm つるんとして丸みがあるのが特徴です。しばしば密集して産出しますが、バラバラになっている事がほとんどでもあり、状態の良い個体を得るのはなかなか大変です。これはダブルで、ズレはありますが、まずまず整った標本です。
Asaphidae Homotelus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Odontopleura sp.
Odontopleura cf. ovata Kopanina Formation, Lodenice, Czech Republic Middle Silurian 全長 6mm 小粒ながら、綺麗に整った完全体です。なかなかに貴重です。
Odontopleuridae Odontopleura Odontopleurida シルル紀Sanchan
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「軟」Bavarilla
Bavarilla zemmourensis Fezouata Formation, Zagora, Morocco Lower Ordovician 全長 45mm (触覚除く) 通常は残らない軟体部が保存されている事があり、注目を集めている産地です。右の触覚は途中まで、左の触覚はとぐろを巻いている様に見えます。 ✳︎関連する展示が3Fモロッコ産三葉虫にあります。
BavarillaSanchan
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Bavarilla
Bavarilla zemmourensis Fezouata Formation, Zagora, Morocco Lower Ordovician 全長 45mm (触覚除く) 触覚が保存されている個体は非常に珍しいです。背部の棘が3本、良い状態で残っているのも、なかなかありません。この前方の体節に、棘の基部の痕跡がありますので、本来はもっと多くの背棘があったと思われます。 ✳︎関連する展示が1F「珍?」「喰」「軟」「原石」にあります。
Calymenidae Bavarilla Phacopida オルドビス紀Sanchan
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Asaphus kegelensis
Asaphus kegelensis St. Petersburg Region, Russia Upper Ordovician 全長 15.8mm 頬棘のある小型種です。頭部に対して眼の比率が大きい。ロシア産オルドビス紀のアサフスとしては、新しい時代に属します。かなり珍しく、年に1体程度しか出ないとか。左眼と尾板の右側に少し圧縮はありますが、綺麗な完全体です。
Asaphidae Asaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Radiaspis
Radiaspis sp. cf. comes Oufaten, Morocco Middle Devonian 全長 25mm これは超貴重種です。全身トゲトゲで、トゲトゲの極致のひとつと言えるでしょう。立派な頭部の二又の棘と頬棘を持ちます。後方で背側に弧を描いて伸びる長短4本の棘が更に特徴的です。短い方のトゲは、本来はもっと長さがあったのかもしれませんが、そうであったとしても、驚嘆すべき保存状態とプレパレーション技術だと言えます。
Odontopleuridae Radiaspis Odontopleurida デボン紀Sanchan
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Acanthopyge balliviani
Acanthopyge balliviani Sica Sica, Andean Region, Bolivia Middle Devonian 全長 30.5mm 自在頬が欠落しています。しかし、頭〜尾まで揃った完全体を得る事さえ、なかなか難しい希少種なのです。自在頬つきの標本は、滅多にありません。モロッコ産のLobopygeなどを参考にすると、在りし日の全体像が想像できましょう。全身がブツブツに覆われています。特に頭部の保存が良い標本です。
Lichidae Acanthopyge Lichida デボン紀Sanchan
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Delocare
Delocare rostrate Oufaten, Alnif, Morocco Lower Devonian 全長直線 74.6mm, 最大幅 33.4mm Minicryphaeus giganteusとの区別が問題になりますが、頭部先端の嘴状突起がより長いこと、頬棘が短めであることが相違点です。もっとも、M. giganteusに見える個体がDelocareとして流通している事もありますので、市場レベルでは混乱があると思われます。複眼は縦列で最大9個。体節数は11。尾板の正中以外の棘は5対です。兎も角も、質感の良い高品位の標本です。
Acastidae Delocare Phacopida デボン紀Sanchan
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「喰」Minicryphaeus
Minicryphaeus giganteus Mrakib, Morocco Middle Devonian 全長直線 62.5mm 左頬棘が短くなっています。つるんと丸くなっていて、「喰われもの」である事が分かります。 ✳︎2F: モロッコ産三葉虫にも関連する展示があります。
Minicryphaeus デボン紀Sanchan
