Misszhouia longicaudata

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ナラオイアの仲間を三葉虫の分類に含めて良いのかという結論は出てはいません。一般的な三葉虫の様に炭酸カルシウムの硬質の外骨格を持たなく、胸部と尾部が一体で頭部と二分割する構造は、外観上、明らかに別物であると見方もできます。但し付属肢(鰓脚)は、三葉虫とほぼ同じであり懸け離れた分類でも無さそうです。澄江動物群のMisszhouiaは、普通の産地では化石化できないであろうナラオイアの様な軟体部を保存できている貴重な産地で、言わずと知れたユネスコ世界自然遺産(澄江の化石産地/2012年登録)です。澄江のナラオイアは、大型の本種と小型で棘が特徴のNaraoia spinosa(Zhang & Hou, 1985)が知られていますが、本種の方が産出は少ないです。

(中国名:長尾納羅虫)

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    tatsutoy

    2022/1/28 - 編集済み

    外殻が硬質な一般的な三葉虫と異なり、比較的柔らかいキューティクルで覆われていたとされるナラオイアですね。
    当館に於いても何か似た標本が一つだけあったはずだと思い、保管庫をゴソゴソ漁っていると、出てきました。1cmほどのPanlongiaが。シルエットは三葉虫ですが、恐らくただの節足動物でしょうか…

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      Trilobites

      2022/1/29

      tatsutoyさんのミュージアムだと伊産Tariccoia arrusensisの方がPanlongiaより本種に近縁なのかもしれませんね。澄江系も本当なら三葉虫以外も集めておきたい所でしたが、ポリシーとして脱線するとキリが無いので、ナラオイア系が限界という結論に至ってます。

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