Cambropallas telesto

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カンブリア紀モロッコ産の二大大型三葉虫の小さい方というイメージでしょうか。大きい方のAcadoparadoxidesは30cmを超える巨体で、分類的にはParadoxididae(科)に対し、CambropallasはHolmiidae(科)でOlenellina (オレネルス亜目)に近い系統にあります。モロッコ産が市場に登場した初期から知られ、以前はAndalusianaと呼ばれている個体と混同する事もありましたが、流通している標本は基本的に同じ種類を指していると考えます。背部中央の特に後半に鋭く短い棘が立っているのが大きな特徴です。大型の種類は補修が入っている事が多く、時には完全に模造品も見かける程です。本種も一定以上のレベルの標本は特定の供給元からしか入手できなかったり高価になったりします。完全体は本当に少ない種類なのですが、模造品と見分けるには細部の状況の確認、ポジティブとネガティブが両方揃っていると信憑性は増します。

[Left side:Negative,Right side:Positive]

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    tatsutoy

    2022/2/19 - 編集済み

    アンダルシアナですね。昭和の終わり、既に多くのレプリカが流通しており、あちこち指で標本をはじくと軽い音がして、石膏で型を取ったものを母岩にくっつけているのであろう、と想像しました。真剣なコレクターですと、レプリカやキメラは印象が悪いのですが、インテリアとして飾る場合はそのサイズから見栄えも良く、人目を引くので人気がありました。なかなか当標本のような本物には出会えない三葉虫化石です。

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      Trilobites

      2022/2/21 - 編集済み

      こちらの標本、ネガ側に殻が残って修正とかもちろんありますが、限定的です。産状としてデボン紀モロッコ産の様に、分離する際に奇麗に剥離はできないので、やむを得ないです。三葉虫としては大きい方なので見た目から、レプリカや修復の大きい標本もインテリアとして一定の需要はあるんだと感じます。インテリアとしては中々存在感のある標本になるは分かりますが、私は収納派なんで場所を取るだけの標本の一つではあります。

      Andalusianaという属名から対岸のスペインでも取れたんでしょうね。現物を見た事は無いですが、地理的には同じカンブリア紀の地層もあり近いですからね。

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