今月の三葉虫(2023-2024)
何となく気が乗らず購入ペースは落ちていて、コレクション総数は増えてもCode800点に届いてません。年々、供給元が少なくなり、気になる標本が減ってきている事や、標本の質が落ちてきているも確実にあると思っています。自宅を建てた際にコレクションを置く部屋が許されず、サテライトオフィスに借りている一室に標本を管理していますが、結局眺める時間が無く、Muuseoでしか自身のコレクションを見ていません。 (No,139)June.2023 PRT/ORD 【TRI-749】Selenopeltis gallicus Selenopeltis gallicus https://muuseo.com/trilobites/items/589 Trilobites (No,138)May.2023 MAR/DEV 【TRI-548】Lepidoproetus lahceni Lepidoproetus lahceni https://muuseo.com/trilobites/items/584 Trilobites (No,137) Apr.2023 SWE/ORD 【TRI-711-2】Eobronteus laticauda Eobronteus laticauda https://muuseo.com/trilobites/items/580 Trilobites (No,136) Mar.2023 MAR/CAM 【TRI-753】Richteros(Perrector) falloti Richteros(Perrector) falloti https://muuseo.com/trilobites/items/572 Trilobites (No,135)Feb,2023 MAR/ORD 【TRI-422】Parabathycheilus gallicus Parabathycheilus gallicus https://muuseo.com/trilobites/items/570 Trilobites (No,134)Jan,2023 RUS/PER 【TRI-551-2】Pseudophillipsia artiensis Pseudophillipsia artiensis https://muuseo.com/trilobites/items/569 Trilobites
tatsutoy
2023/01/04 - 編集済み珍しい標本ですね。クリミア、アルメニア、コーカサス、ウラル山脈など、ヨーロッパとアジアの境には多くのペルム紀地層が古くから知られ、シュードフィリップシアを始めとしたプロエタスの仲間が見つかると資料上では見ますが、実際の標本はほとんど目にした事がありません。日本の三葉虫の近種にあたるのでしょうが、素人の目ではその違いがよくわからないです。この標本がどの様な背景で掘り出され、遠く日本にまで届いたのか物語を聞いてみたくなります。
Trilobites
2023/01/06日本以外では、最もペルム紀の良質な三葉虫が出る産地だと思います。ロシア沿ヴォルガのペルミが語源のペルム紀なので、地域を代表する化石なんだと思います。近郊エリアの産出種は部分化石が殆どなのか、実物を目にする機会は無いですね。私が収集しだした1990年代には既に知られている存在でしたが、近年は産出するか全くわかりませんね。この標本もそれ程新しい産出ではないかもしれません。
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tatsutoy
2023/01/07確かにロシア、ペルミのペルム紀ですね。この標本の種名も、ペルミ南東の地名であるArtinsky Districtに因んだ名称で、かつペルム紀の一時代でもあるArtinskianと、まさにペルム尽くしの一品である事に気がつきました。
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Trilobites
2023/01/07私がこの種類を昔から気にしていたのは、ペルム紀にしては、例外的な保存の三葉虫である事よりも、The ペルム紀的な所なのです。
激動の時代であり三葉虫としても終焉する時代、且つて大繁栄した末裔として細々と生き延びた本種、どの様な視点でペルム紀の海にいたんでしょうか。
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ktr
2023/01/07 - 編集済み前の551-1も哀感があってよかったですが、やはり自在頬つきは格別の趣がありますね。
所有者を選ぶ標本で、知らない人が見たら「アサフス?」と思ってしまいそうです。
Trilobites
2023/01/07細かい所の保存は、551の個体のが、複眼も残ってますし、状態は良いです。本標本は、完全体として存在する事に奇跡を感じます。三葉虫コレクターでないと本標本の凄さは分からないでしょうね。個人的には当Museumを代表できる標本の一つだと思っています。