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Amphilichas subpuntatus
Amphilichasという種類は極めて珍しく、オクラホマのこの地での完全体は出ていないのでないかと思われます。三葉虫コレクターならオハイオ州Arnheim FormationからA.halliが知られていますが、どの程度の価値になるか分かるかと思います。頭部だけのこの標本も産出した事自体が驚くレベルであり、部分化石とはいえ、数がある訳ではありません。剖出もあのBob Carroll氏が自ら担当したとの話です。拡大してみるとリカス(Lichida)らしい細かい顆粒が残されており、この産地の細部の保存の良さが分かります。
Ordovician Lichidae,Lichioidea,Lichida TRI-263 BromideTrilobites
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Craspedarges superbus
国産では極めて貴重なリカス目の頭部で、全体に細かい棘状の繊毛の様な顆粒が見られます。 。腕足類や腹足類の破片に紛れて特徴的な頭部が出てくる産状ですので、脱皮殻の吹き溜まりだったと思われます。福地では嘗てデボン紀の日本離れした立派な標本が多く採取出来ました。産状は部分化石が殆どですが、これらの化石は細部の保存が良く、レベルが高い貴重な産地であった事が伺い知れます。 [Left side:Negative,Right side:Positive]
Lower Devonian Lichidae,Lichioidea,Lichida TRI-567 FukujiTrilobites
