第五次発行1銭黒色:目打8 1/2の15枚ブロック / 5th Issue 1 Sen Black: block of 15

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この度入手した証書のロットに入っていた明治17年2月付の地所質入借用証書に貼られている17枚の中の3x5=15枚ブロックで、目打8 1/2のもの。第2版の、ポジション5から45, 6から46, 7から47である。

第五次発行1銭黒色には5種類の基本目打があり、その中で目打8 1/2(20mmの中に目打がおよそ8個半ある)は最後期に出現したものである。手持ちの証書貼り使用例から推測すると早くて明治16年の後半から出現していたようで、ポーラス紙に濃い黒色で印刷されている。

この目打8 1/2は小判切手とのつながりが深くて、個人的には地味であるが好きな目打だが、大きなブロックはおろか田型(二枚x二枚の四枚組)すら持っていなかった。

この証書、出品されていた時の画像では濃黒色のポーラス紙のブロックで、再構築シートの材料になると考えてロットを一括落札(最低値!)したもので、本日届いて仮リーフに整理するためにアイロンがけして折りたたんでいるときに、目打のピッチが荒いことに気づいた次第。

これまで目打8 1/2のアルバムには最大で縦3枚ストリップ貼りのものしか入っていなかったので、これで一気にコレクションを拡張することができた。

決してレアなものではなく、地味ではあるが嬉しい一枚である!

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