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【1985/09/14】第28回国際職業訓練競技大会記念郵便切手
第28回国際職業訓練競技大会を記念して昭和60年9月13日に40円郵便切手を発行しました。 国際職業訓練競技大会は、「技能オリンピック」の名で広く知られています。大会は職業訓練の振興と、参加する青年技能労働者の国際交流と親善を目的とし、加盟国の代表により構成される組織委員会が運営しています。 昭和22年にスペインで第二次世界大戦後の青少年対策の一環として組織された産業青年団が開催した技能競技大会が母体となり、その後、加盟国も次第に増え、現在では技能労働者の祭典と呼ばれるほどの規模となっています。 第28回大会は、大阪市を中心として20数か国、約450人の選手が参加して、36職種にわたって競技が実施されます。 なお、日本での開催は、昭和45年の第19回大会(千葉市)に次いで2回目です。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦27.0mm・横22.5mm 大会マークと競技者windsurfcafe
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【1985/09/18】日韓国交正常化20年記念郵便切手
日韓国交正常化20年を記念して昭和60年9月18日に60円郵便切手を発行しました。 第二次世界大戦後のサンフランシスコ講和条約の締結に伴い、昭和27年以降、日韓両国間に外交関係樹立のための会議がもたれましたが、これが最終的にまとまったのは、昭和40年6月22日のことでした。 そして、同年日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約が両国国会で批准承認され、同年12月18日に批准書が交換されたことにより両国間の国交は正常化されました。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.0mm・横22.5mm むくげ(大韓民国国花)windsurfcafe
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【1985/10/19】第40回国民体育大会記念郵便切手
第40回国民体育大会を記念して昭和60年10月19日に40円郵便切手を発行しました。 国民体育大会は、広く国民の間にスポーツを普及し、アマチュアリズムとスポーツ精神を高揚して、国民の健康増進と体力の向上を図ること等を目的として、昭和21年以降毎年各都道府県持ち回りで開催されています。 第40回国民体育大会秋季大会は、10月20日から10月25日までの6日間にわたって、鳥取市を中心に鳥取県下26市町村の各会場で開催されます。 「わかとり国体」と名付けられたこの大会は、「明日に向かってはばたこう」をスローガンに、陸上競技、体操、柔道等46競技に全国から選手役員合わせて約27,000人の参加が予定されており、熱戦が繰り広げられます。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦38.5mm・横28.0mm ハンドボール競技と大山windsurfcafe
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【1985/11/15】伝統工芸品シリーズ第6集郵便切手
伝統工芸品シリーズ第6集として昭和60年11月15日に60円郵便切手が4種発行されます。 (A)輪島塗 起源は、11世紀の初期と言われ、15世紀ごろには技術的に確立されました。あて、ひば、欅、桂、朴などを木地として、盆、椀、飯器等の日用漆器を生産し、広く全国に供給しています。輪島特有の地の粉を用いた堅牢な下地造りに特徴があります。優美な沈金、蒔絵の技術が優秀で、75~124もの工程を経て製品が完成します。 (B)出雲石燈ろう 起源は、古く奈良、平安時代にさかのぼるとされていますが、定かではなく、17世紀の初期に盛んになりました。仏前に献灯する器具が発展したもので、春日型、雪見型、大照型など、その種類は126種類にものぼっています。出雲地方の比較的軟かい砂岩の来待石を手斧、つるはし、のみ等で型造り、彫刻を行います。その独特の技法と風雅な趣きは、広く全国の庭園に愛用されています。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)輪島塗(1)(2) B)出雲石燈ろう(1)(2)windsurfcafe
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【1986/02/13】高山植物シリーズ第7集郵便切手
高山植物シリーズ第7集として昭和61年2月13日に60円郵便切手が2種発行されます。 (A)イワウメ(学名Diapensia lapponica var. obovata)は、イワウメ科の常緑小低木で、北海道、本州中部以北に分布しています。高山の乾いた岩の上に、米粒のような葉をすきまなくはりつかせています。 葉は、さかさ卵状・ ヘラ形で先端がくぼみ、花茎の先端に、緑白色の花冠が5つに分かれた直径1~1.2センチメートルの鐘形の花が、6~7月に咲きます。 (B)ミヤマシオガマ(学名Pedicularis apodochila)は、ゴマノハグサ科に属する多年草で、北海道、本州中部以北の日当たりのよい乾いた高山の草地に生育しています。 葉は、互生し細い切れ込みがあります。 8~10月に、紅紫色で長さ2~2.5センチメートルの2唇形の花が、横向きに咲きます。 ミヤマシオガマの仲間は、数が多く、日本でもいろいろな種類を見ることができます。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)イワウメ B)ミヤマシオガマwindsurfcafe
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【1986/03/13】伝統工芸品シリーズ第7集郵便切手
伝統工芸品シリーズ第7集として昭和61年3月13日に60円郵便切手が4種発行されます。 (A)京扇子 起源は、奈良時代にさかのぼるといわれ、「枕草子」や「源氏物語」にも記されています。今日に伝わる技法が完成したのは、能、茶の文化が盛んになった16世紀と推定されます。京扇子は、桧、杉、白檀などの木板を束ねた板扇(いたせん)と竹、象牙等を骨に、紙や絹をはった貼扇(はりせん)があり、いずれも往時の雅を今日に伝えています。 (B)砥部焼 起源は、18世紀後半といわれ、地元で産出する砥部陶石、高野川陶石を主原料とした磁器で、素地肌に独特の味があります。丼、鉢、皿、そばちょこ、抹茶碗などの日用食器類のほか、花瓶、花器などを生産しています、厚手の磁器で、その堅牢さは、つとに有名です。ろくろ成形、押型成形、手ひねり成形などの成形技法、素地の模様付け、呉須を使った下絵付け、施袖の各技法とも、伝統の中に現代感覚を探り入れた磁器です。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)京扇子(1)(2) B)砥部焼(1)(2)windsurfcafe
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【1986/04/09】建築学100年記念郵便切手
建築学100年を記念して昭和61年4月9日に60円郵便切手が発行されます。 日本建築学会は、日本の近代化の幕開けとともに、明治19年4月9日に創立者26人によって造家学会の名のもとに設立され、明治30年7月に建築学会と改称し、明治38年1月に社団法人化され、昭和22年1月に日本建築学会と改称し、現在に至っています。同学会は、約30,000人の会員を擁し、会員の相互協力により、建築に関する学術、技術、芸術の進展に寄与しています。 昭和61年4月9日に創立100年記念式典が挙行されるとともに、8月下旬には、札幌市で創立100周年記念大会が開催されることとなっています。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm レリーフと黄金比windsurfcafe
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【1986/11/21】昆虫シリーズ第3集郵便切手
昆虫シリーズ第3集として昭和61年11月21日に60円郵便切手4種が発行されます。 (A)ウスバツバメガ(学名Elcysma westwoodii)は、マダラガ科のホタルガ亜科に属し、国内では本州の南部から四国、九州にかけて、国外ではシベリア南東部から中国、ヒマラヤにまで分布しています。 はねを広げた大きさは、60ミリメートル前後で、はねは半透明です。 (B)ベッコウチョウトンボ(学名Rhyothemis variegata)は、トンボ科に属し、はねに美しいべっ甲状の斑紋があります。オキナワチョウトンボの別名のように、我が国では沖縄本島や八重山諸島などに分布が限られています。 体長は約40ミリメートルで、チョウを思わせる幅広いはねを持っています。 (C)エゾゼミ(学名Tibicen japonicus)は、セミ科の大型種で、国内では北海道、本州、四国、九州の針葉樹林帯に住み、国外では朝鮮半島や中国にも分布しています。体長は43ミリメートル内外で、胸部の斑紋の形や色彩は変化に富み、雄の腹部下面には黄褐色の腹弁があります。 (D)オガサワラタマムシ(学名Chrysochroa holstii)は、タマムシ科に属する大型種、小笠原諸島の特産で、特別天然記念物に指定されています。 体長は、22~35ミリメートルで、雌のほうが大型です。体は緑色で、はねの先だけ赤くなり、見る方向によっては、紫色を帯びる美しい種類です。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)ウスバツバメガ・ベッコウチョウトンボ B)エゾゼミ・オガサワラタマムシwindsurfcafe
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【1986/08/30】第11回国際電子顕微鏡学会議記念郵便切手
第11回国際電子顕微鏡学会議を記念して昭和61年8月30日に60円郵便切手が発行されます。 国際電子顕微鏡学会議は、国際電子顕微鏡学会連合が4年ごとに開催する電子顕微鏡に関する最大規模の会議であり、世界各国から解剖学、病理学、ウィルス学、細菌学等の基礎医学、臨床医学、歯学、薬学、動物学、植物学等の生物科学、結晶学、生物物理学等の物理学、化学、材料工学、電気、電子工学、応用物理学、農業科学等の広範な分野で電子顕微鏡を主な研究手段としている研究者が一堂に会し、精選された研究成果の発表を基礎に将来の展望も含めて、高水準の討論が行われます。 なお、本会議の概要は次のとおりです。 1 会期 昭和61年8月31日(日)から9月7日(日)まで 2 会場 京都市(京都国際会館) 3 主催 日本学術会議、㈳日本電子顕微鏡学会
20枚(縦5枚・横4枚) 縦35.5mm・横25.0mm 電子顕微鏡の構造図と原子のイメージwindsurfcafe
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【1986/07/30】昆虫シリーズ第1集
昆虫シリーズ第1集として昭和61年7月30日に60円郵便切手が4種発行されます。 (A)ウスバキチョウ(学名Parnassius eversmanni)は、アゲハチョウ科に属しますが、後ばねに尾状突起のないのが特徴です。北海道の大雪山系の高山帯に生息し、特別天然記念物に指定されています。幼虫はコマクサを食べて成長します。 (B)アカスジキンカメムシ(学名Poecilocoris lewisi)は、カメムシ科のキンカメムシ亜科に属し、本州、四国、九州に分布しています。生きているときは、金緑色に輝く美しい昆虫ですが、体を刺激するとカメムシ類特有の臭いにおいを出します。 (C)ルリボシカミキリ(学名Rosalia batesi)は、カミキリムシ科に属する日本の固有種の美しい昆虫で、北海道から九州の山地まで広く分布しています。黒い斑紋は個体によって変化があり、触角の各節に黒い毛の房があるのが特徴です。 (D)ムカシトンボ(学名Epiophlebia superstes)は、ムカシトンボ科に属する日本の固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布しています。体形や斑紋はサナエトンボ類を思わせますが、これに近いものが化石として数十種発見されているため、「生きている化石」のひとつに数えられています。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)ウスバキチョウ・アカスジキンカメムシ B)ルリボシカミキリ・ムカシトンボwindsurfcafe
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【1987/08/25】奥の細道シリーズ第3集郵便切手
奥の細道シリーズ第3集として昭和62年8月25日に60円郵便切手が発行されます。 <世の人の見付ぬ花や軒の栗> 芭蕉は、白河の関を越えてから、旧知の俳友である須賀川の豪農相良伊左衛門(俳号等躬)を訪ね、しばらく滞在しました。その間、近くの大きな栗の木の下に庵を結んで隠棲している可伸という僧を訪れたときの作です。 大意は、「地味で目立たない栗の花は、世人の目にとまらない花である。その木はまた行基菩薩にも縁がある。その栗を愛して、世を避け、世に隠れ住んでいるこの庵の主人も、目立たない人だが、ゆかしいことだ」です。 <早苗とる手もとやむかししのぶ摺> 芭蕉が、今の福島市の郊外にある「しのぶもじ摺の石」を訪ねたときの感慨を詠んだ句です。 大意は、「早乙女たちが、早苗をとり田植をしているが、その手つきを見ていると、昔しのぶ摺をした手つきもあんなものであったろうかと、昔のことがしのばれて、ゆかしいことだ」ですが、初案は、「早乙女にしかた望んしのぶ摺」というものでした。 「しのぶ摺」は、昔奥州信夫郡から産出した摺絹の一種で、もじれたような模様が摺つけてありました。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)栗の花(世の人の見付ぬ花や軒の栗) B)早苗(早苗とる手もとやむかししのぶ摺)windsurfcafe
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【1987/08/07】木曽三川近代治水100年記念郵便切手
昭和62年が木曽三川の近代治水工事が開始されてから100年目に当るのを記念して、昭和62年8月7日に60円郵便切手を発行しました。 木曽・長良・揖斐の三川は、我が国でも屈指の河川で、古来からその豊かで清浄な流れは農業、舟運、発電等の幅広い用途で利用され、中部圏の経済、文化、風土等と深いかかわりを築いてきました。 この木曽三川において、明治20年に近代的な河川改修工事が内務省により始められ、今年が100年に当ります。 この間、国の直轄による河川改修、砂防事業は下流部から上流部へと区域を拡大するとともに、県による支川改修も始まり、木曽三川治水事業、水資源開発、環境整備等の諸施設が講ぜられ、中部圏の発展の基礎づくりを果たしてきました。 この木曽三川の治水事業が、我が国における近代治水の祖となりました。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦22.5mm・横33.0mm 木曽三川windsurfcafe
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【1987/06/23】奥の細道シリーズ第2集郵便切手
奥の細道シリーズ第2集として昭和62年6月23日に60円郵便切手が4種発行されます。 <野を横に馬牽むけよほととぎす> 『おくのほそ道』の旅中、芭蕉が黒羽から那須温泉へ行く途中の作で、黒羽の大関藩の城代家老浄法寺図書高勝が馬子をつけ馬で送ってくれた。その馬子に短冊を請われて作ったと『おくのほそ道』にあります。大意は、「広漠たる那須野を馬に乗り、馬子に手綱をとらせて進んでいると、道の横手にあたってほととぎすが鳴き過ぎた。馬子よ、あのほととぎすの鳴き行く方へ馬を引き向けてくれ」です。 <田一枚植て立去る柳かな> 『おくのほそ道』によれば、那須の芦野の八幡宮に近い田の中に、西行が「道のべに清水流るる柳陰しばしとてこそ立ちどまりつれ」と歌に詠んだ遊行柳のあとが残っているのを見に立ち寄ったときの作です。大意は、「西行が歌に詠んだ有名な柳はこれかと、昔を思い、深い感慨にふけっていると、眼前の田ではその間に人々が一枚の田植をすませた気配である。自分もはっと現実にかえり、柳の陰を立ち去ることだ」です。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)ほととぎす(野を横に馬牽むけよほととぎす) B)柳陰(田一枚植て立去る柳かな)windsurfcafe
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【1987/03/19】蘭・第12回世界会議記念郵便切手
本年3月19日から東京で開催される蘭・第12回世界会議を記念して、昭和62年3月19日に60円郵便切手が2種発行されます。 ラン科植物は、被子植物の中でも最大の科であり、さらに、分化の段階においても最高の花器構造を有し、形態及び構造は、他の植物に見ることができない特殊なもので、最も進化した科目として分類されています。ラン科植物は、熱帯からツンドラ地帯に至る広い地域に約3,500種以上が分布していると言われ、日本にも約650種の野生種があります。 世界蘭会議では、このようなラン科植物に関する分類、形態、生態、生理生化学、栽培技術、育種、自然保護などに関する研究発表と意見交換が行われるとともに蘭の展示会も開催されます。このように世界蘭会議は、世界中より広く関係者を集め、ラン科植物を通じて世界の文化交流を図ることが目的とされています。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)フウラン B)ニオイエビネwindsurfcafe
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【1987/03/12】昆虫シリーズ第5集郵便切手
昆虫シリーズ第5集として昭和62年3月12日に60円郵便切手4種および昆虫シリーズ小型シート(200円)が発行されます。 (A)キバネツノトンボ(学名Ascaraphs ramburi)は日本のツノトンボで後羽に鮮かな黄色斑紋がある日本特産種、ウスバカゲロウの仲間です。 (B)ヒゲコガネ(学名Phlyphylla laticollis)はコフキコガネ亜科の最大種で、雄の触角は偏平に大きく伸び、雌のは長くなりません。 (C)コノハチョウ(学名Kallima inachus)はタテハチョウ科の大型種で沖縄の天然記念物に指定されている美しい蝶です。前羽の表は鮮かな赤青の斑紋ですが裏は枯葉そっくり。 (D)ミヤマカワトンボ(学名Calopteryx cornelie)はカワトンボ科の日本固有種です。体や羽の色は雌雄で異なり、主に山の清流に住みます。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm A)キバネツノトンボ・ヒゲコガネ B)コノハチョウ・ミヤマカワトンボwindsurfcafe
