類猿人ターザン

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 長い映画の歴史の中には、特異な性質を持ってそのキャラクターを誇示し続ける存在が少なくはありませんが、「ターザン」もその一つでしょう。もちろん、ターザンなるキャラクターについてはいつの間にか知りはしたものの、雄叫びを発しながらジャングル内を縦横無尽に移動するイメージだけで、そもそもどのような物語なのかも知りませんでした。その物語の一端を知るきっかけになったのは1981年の暮れに劇場公開された本展示アイテム収録作と同名のリメイク作、ジョン・デレク監督、主演が細君のボー・デレクの作品で、翌年にどこかの名画座で観ましたが、ターザン云々以前に作品としてお粗末な出来のもので、これでターザンを知ったとは思えませんでした。次に観たのが数年後に公開された『グレイストーク ターザンの伝説』という作品で、『炎のランナー』を監督したヒュー・ハドソンの新作、しかもエドガー・ライス・バローズの原作に忠実な映画化ということで期待して観たのですが、当時ほぼ新人のクリストファー・ランバートが何ともお上品なターザンで、逆にリアリティが感じられませんでした。また、1999年にディズニーが『ターザン』なるアニメ映画を製作しましたが、どうも食指が動きませんでした。そのような過程を経て本展示アイテムを入手して収録作を観たのですが、ストーリーの甘さはあるものの、この後にシリーズ化されたのも納得できるジョニー・ワイズミュラーの肉体美が印象的でした。
https://www.youtube.com/watch?v=lIoPPD0NKhA
#DVD #淀川長治 #類猿人ターザン #エドガー・ライス・バローズ #W・S・ヴァン・ダイク #ジョニー・ワイズミュラー #モーリン・オサリヴァン 

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    toy ambulance

    2020/03/07 - 編集済み

     昔、日曜洋画劇場でターザン系の作品を上映した時に淀川さんがエルモ・リンカーン他のターザン役者と比較してもジョニー・ワイズミュラーが最も成功した俳優だと言っていたように思います。 woodさんの説明を見ると、淀川さんが鬼籍に入った後の役者を加えてもワイズミュラーの地位は変わらない感じですね。

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      woodstein

      2020/03/07

       toy ambulanceさん、コメント有難うございます。エルモ・リンカーンという名は本展示アイテムに収録されている淀川氏の解説動画の中でも語られていましたので、そういう人もいたのか、という程度の認識です。他方、ワイズミュラーは本作も含め、全部で12作のターザン映画を足掛け16年間出演し続けたわけですから、おそらく空前絶後のターザン俳優として映画史にその名を留め続けると思います。とはいうものの、上記の紹介文にあるようにいわゆる「ターザン映画」は3本しか観ていないわけですから、断定的なことを言う自信はないですね。

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