Blu-ray「第三の男 4Kデジタル修復版」

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 『第三の男』自体については、他フロアにこの作品を収録したDVDを展示しましたし、その際の紹介文でも申しあげたとおり、正直言って語り尽くされている作品ですので、作品そのもののことではなく、ここでは本展示アイテムであるBlu-rayについて触れてみたいと思います。
 まず、表題にあるとおり「4Kデジタル修復版」ですので、「画像が修復されているのだ」という先入観があるにせよ、実際に観てみて端的に映像はきれいだと感じました。特に陰影の明確さ、「光と影」は単に「白と黒」などではなくその間の微妙な差がより明瞭になった、などの印象を受けました。ですので、夜の場面も目を凝らさずに見られましたし、またハリー・ライムを待つホリーの背景の展望車のさらに背景の曇天の雲の模様はより濃淡がはっきり見えましたし、さらには展望車の中から見る下界の様子もより鮮明に感じられました。と、このように修復の効果が見て取れるシーンは枚挙に暇がないわけで、この映画を最初にとある図書館の視聴室の16mmフィルムによる上映会で観てから実に40年振りの新たな感慨がありました。
 そして、もう一つの本展示アイテムの目玉である吹替の収録ですが、主な吹替キャストは以下のとおりです。
ジョセフ・コットン(ホリー・マーチンス):江守徹、アリダ・ヴァリ(アンナ・シュミット):松下砂稚子、オーソン・ウェルズ(ハリー・ライム):小池朝雄、トレヴァー・ハワード(キャロウェイ少佐):西沢利明、バーナード・リー(ペイン軍曹):和田啓 他、
と、この吹替について以下に語ろうと思ったのですが、どうも話が冗長になりそうですし、他にも触れなければならないことがありますので、それらに関しては、後日「モノ日記」の場で改めて語ることとさせて頂きます。
https://muuseo.com/woodstein/items/220
https://www.youtube.com/watch?v=r9yyDEDGlr0
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第三の男
 正直言って語り尽くされている作品ですので、作品そのもののことではなくちょっと別の昔話を。私が映画をいわゆるテレビの「名画劇場」だけではなく劇場で本格的に観出したのは1970年代の後半頃からなのですが、旧作を観ようと思っても巷の名画座では頑張ってもせいぜい10年位前までの作品しか上映されていなかったので、なかなか観ることはかないませんでした。ただ、そんなときに役立ったのが、公民館や図書館などで週末に行われた無料上映会や大学の学園祭などでの映画上映で、その頃はまだ月刊誌だった「ぴあ」にその手の情報が掲載されていたので、それを頼りに上映会場まで赴いて鑑賞したものでした。その頃私は大田区の住人でしたが、この手の上映会は東京の市部で行われることが多かったですね。『慕情』『小さな恋のメロディ』『太陽がいっぱい』などを最初に観たのはこの手の上映会でしたが、『第三の男』もその中の一本でした。  そのようにしてやっと観ることができた少し後に、この『第三の男』が「外国映画史上ベストテン(キネ旬戦後復刊800号記念)」(キネマ旬報発表)で第3位になったのを見て、「こういう映画が玄人受けするのだ」ということが何となくわかりました。ちなみに第2位が『2001年宇宙の旅』、第1位が『天井桟敷の人々』でした。 https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=o4o6ercZhU0&feature=emb_logo #DVD #淀川長治 #第三の男 #キャロル・リード #グレアム・グリーン #アントン・カラス #ジョゼフ・コットン #アリダ・ヴァリ #オーソン・ウェルズ #トレバー・ハワード 
https://muuseo.com/woodstein/items/220

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    woodstein

    2020/4/2

     上記紹介文で言及したモノ日記の投稿を行いましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
    https://muuseo.com/woodstein/diaries/49

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