小原古邨「桜に烏」

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羽の部分を正面摺としており、見る角度に依っては光って見えます。

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    Mineosaurus

    2024/01/18 - 編集済み

    この構図山桜の枝に苫っているのが都会で見る嘴太ではなくては嘴細カラスであることが枝に苫る軽みに似合っていますね。今はあまり見られなくなったカラスですが、シンプルな黒と山桜の薄い桃色の花びらと、紅い若葉の色合いが見事ですね。山桜は葉と花が同時に楽しめる桜ですが、これもまた山に行かなくては見られないものになってきましたね。
    嘴細カラスは真っ黒ではなくて内側の柔らかい羽毛は真っ白です。風切り羽の下陰になる部分がほの白く刷り上がっています。

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      半画楼

      2024/01/27

      さすがに細部のさりげない箇所にお気づきですね。
      私は古邨の烏作品に触れることで、それまで嫌いだった烏が、本当はすごくきれいだということに気づきました。
      作品を通して人の感情、認識も変えてくれる。そんな作品だと思います。

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